ある日の出来事

過日、月２回あるキーボード教室の１日目だった

愛車を駆って教室のある市内のビルへ近づいた時、車が何かを踏んづけたような「クン！！」

と言ったような微衝撃があった

「ん？！」と思っているといきなり「パン！パン！パン！パン！」と車体に打ち付けるような

激しい音がしだした

あわててスピードダウンをすると音もダウンする

１週間前に新品のスノータイヤに換えたばかりだけれど、こりゃぁ～タイヤに何事かあったなと

思うも、後続車がたくさんいるし、路地に入っているので道も狭くなっている

いきなりの出来事に焦りと不安が広がり、その音が道行く人に聞こえることへの恥ずかしさで

小さくなりながら、いつも駐車しているパーキングへやっとたどり着き車を停めた

早速タイヤを見て廻るも、パンクしているようには見えないし、私が見る限りタイヤに異変が

おきているようには見えなかった？？？

なんだったのかと訝るも、なすすべがないので後ろ髪を引かれながら、教室へ・・・

キーボード教室は１２時３０分からであるが、前の教室は１２時で終了のスケジュールに

なっているはず・・・

以前は「書道教室」だったが、教室が移動したのか、なくなったのかわからないが

最近、単発的な臨時の教室に使われているらしく、何かに使われていることもあるが

既に誰もいなかったりすることもある

昨日もいつものように１１時４０分ごろ教室の外にある待合ソファーに到着

今回は教室が使われているらしく、ドアも閉まっているし、電気がついているし

何よりにぎやかな声が聞こえてくる

いつものように１２時まで、本を読んだりしながら、待て状態で教室が終わるのを待つ

いつもであれば１２時過ぎになると、がやがやとドアから人が出てきて、終わったなと思い

入れ替わりに教室に入り、キーボードの設置など準備にかかる

しかし、昨日は違った、何時までたってもドアは開かない、そのうち待合場所には

今までにない光景が・・・キーボード教室の人たちが一人、又一人と全員集まってしまった

そして、来るたびに「えっ？！どうしたの？！」と驚かれる

そのたびに「かくかくしかじか・・・」と説明するはめに

そんな時、教室の準備などをするスタッフのおじさんが来たので「前の教室がまだ終わらない

のですが、１２時までですよね」と聞くと「一応ね」と言った後「あんたらのは１２時半からじゃろ」

とうるさそうに、不機嫌な顔をして去って行きました

私達全員呆然とし、思わず苦笑いでした

前の教室には「一応ね」があり、私達の時間には「一応ね」はないんかい、おじさん

結局１２時２０分ぐらいに一人の女性が出てきたので、私達が待っていると伝えると

部屋を覗き中に向ってなにやら言うと、急にがたがたとあわてたように音がしだした

そして、憮然とした女性達が５～６人出てきた

何の教室かと聞くと「マスカラ」の教室とのこと

部屋の前で待っていると先生までも来て「みなさんどうかされたのですか？」とびっくり

やっと部屋に入ると机は動かされ、机の上にはたくさんの化粧品が所狭しと広げられている

そのころには既に１２時半を過ぎていた

全員で机を定位置に戻したり、キーボードを箱から出してセットするそばで、広げている

化粧品などを慌しくしまう女性

準備をするあのおじさんの態度も、１２時までという約束を過ぎているのに、仏頂面のマスカラ

教室の面々の態度も、実に不愉快であった

教室を貸す時にちゃんと説明をしてないのとちゃうの

もしくは、あのおじさんの態度からすると、次の教室は１２時３０分からだから、それまでは

いいよとでも言ってるのとちゃうの

私達の終わりは１時４０分まで、４０分を過ぎると既に次の人たちが入って来ますからね

おじさんの理屈で言えば後３０分は入ってこないでよと言ってほしいよねぇ～

実に、実にことの次第に腹が立った

最初にぐったり疲れる出来事があり、７０分の受講が終り、疲れが倍増している私は

そんなこんなで、すっかり忘れていたことを、車を発進させたとたんに思い出した

「バンバンバン」とあの音である「うっそぉぉぉぉ～もぉ～どーなってんの」

またまた、不安と恐怖と恥ずかしさ満載で、とにかくスノータイヤに取り替えたガソリンスタンド

まで、ほうほうのていでたどり着いた

スタンドのお兄さんに、音を訴え見てもらおうとしたとたん、駐車場で気付かなかった

２０ｃｍぐらいはある、パスタのようなゴムがタイヤについているのが見えた

そのゴムはタイヤの溝に挟まっているビスのようなものにつながっていた

体に感じた微衝撃はこのビスのようなものを踏んだ時のもののようだ

「ゴムひもがあんな大きな音がするものですか？」と聞くと「しますね」とお兄さん

ビスを何とかほじくりだし、パンクしていないか見てから「これで大丈夫と思います」と言われ

とにかくほっとした

先だって、走行中にガラスにヒビが入り、フロントガラスを換える出費をしたばかり

又かと、どきどきしてしまいました