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愛すべき日本人

2015-12-13 09:55:54 | その他

「愛すべき日本人」と言っても、おおむね昭和~以前ですけどね

先日「新・日本風土記 『蔵王』」を見て泣けた

蔵王という山にではない、その里山に暮らす人々に・・・だ

その里山は水位が低く、山を越えたところから水を引かなければならない

よって、米作りに向いていなかった

今は違うかもしれないが、昔は米作りが出来なければそこに暮らす人々の生活は厳しい

ところが300年前、鳥が運んだのか、たった一本の柿の木が実をつけていた

今では里山に広がり、里山の特産になった『紅柿=べにがき』だった

蔵王が雪をかぶると、それを目安に里山の人々は紅柿を干し柿にするため

一斉に、山から朝晩吹き下ろす「冷気」の通り道につるす

実がこぶりのため干し柿にはむいていて、2週間ほど干すと一つ一つ

3万個の柿に丁寧にハケをかける

ハケをかけることでできる傷から、糖が噴出し白い粉をふき美味しい干し柿となる

自然に逆らわず、自然に寄り添って、その中で智恵を出し日々を送る

そんな里山の人々を見て、胸に熱いものがわいて来た

そんな里山の人たちを愛おしく感じ、涙があふれてしまった

 

ウォークから

自然の不思議  自然の芸術

捕れればいいけど・・・

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2 コメント

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Unknown (バルおばさん)
2015-12-13 17:57:47
確かに昔の人々の勤勉な暮らしぶりには感動さえ
覚えますね。自然と真摯に向き合って生きていく…、
私を始めとしてそういう心が、便利な方、便利な方へと
流されていってしまいます。
返信する
バルおばさん様へ (キャサリン)
2015-12-13 18:17:06
悲しいかな、私も里山の人たちのように
生きることは無理だと思います
「和風総本家」を見ていても、家内工業で
ひたすら誠実に、かたくなに守り抜いて
素晴らしい技術や技を貫いて、世界のプロを
うならせている日本人を見るたび
「ニッポンジン」でよかったと、何度も
思います
絶滅危惧種にならないよう、祈るのみです
返信する

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