「愛すべき日本人」と言っても、おおむね昭和~以前ですけどね
先日「新・日本風土記 『蔵王』」を見て泣けた
蔵王という山にではない、その里山に暮らす人々に・・・だ
その里山は水位が低く、山を越えたところから水を引かなければならない
よって、米作りに向いていなかった
今は違うかもしれないが、昔は米作りが出来なければそこに暮らす人々の生活は厳しい
ところが300年前、鳥が運んだのか、たった一本の柿の木が実をつけていた
今では里山に広がり、里山の特産になった『紅柿=べにがき』だった
蔵王が雪をかぶると、それを目安に里山の人々は紅柿を干し柿にするため
一斉に、山から朝晩吹き下ろす「冷気」の通り道につるす
実がこぶりのため干し柿にはむいていて、2週間ほど干すと一つ一つ
3万個の柿に丁寧にハケをかける
ハケをかけることでできる傷から、糖が噴出し白い粉をふき美味しい干し柿となる
自然に逆らわず、自然に寄り添って、その中で智恵を出し日々を送る
そんな里山の人々を見て、胸に熱いものがわいて来た
そんな里山の人たちを愛おしく感じ、涙があふれてしまった
ウォークから
自然の不思議 自然の芸術
捕れればいいけど・・・
覚えますね。自然と真摯に向き合って生きていく…、
私を始めとしてそういう心が、便利な方、便利な方へと
流されていってしまいます。
生きることは無理だと思います
「和風総本家」を見ていても、家内工業で
ひたすら誠実に、かたくなに守り抜いて
素晴らしい技術や技を貫いて、世界のプロを
うならせている日本人を見るたび
「ニッポンジン」でよかったと、何度も
思います
絶滅危惧種にならないよう、祈るのみです