『後鳥羽伝説殺人事件』
この作品は<浅見光彦誕生の記念すべき第一作目>なんですね
原作も、色んな理由で、好きな作品だったから、かなり期待していた
またまた、期待しすぎるとよくないので、自制しつつ・・・
でも、自制など必要なかった、最高 最高だった
原作とはあちらこちら違っていたが、これはこれで、とても面白く出来ていると
大満足だった
反対に原作よりこちらの展開の方が、私としては好きである
前作に続いて、また広島県が舞台、ロケ現場も知っているところが
色々出る度に思った、その場に是非遭遇したかったなぁ~
ファンの人は知ってると思うが、光彦には「祐子」という妹がおりました
ただ12年前に既に他界している
それは「承久の乱」を起こし破れた「後鳥羽上皇」の隠岐島へ流刑の
行程が、実は違うルートだったのではという「後鳥羽伝説」をたどる旅に
台風に遭遇し、たまたま泊まった宿が土砂崩れに、あい、友人は助かったが、
妹は助からなかったという、辛い過去があった
又、たまたま助け出された友人も、その時の記憶がなく苦しんでいたが
12年ぶりに、過去に向き合うため、その時のルートをたどる旅に出かけ
何者かに、広島県三次駅で殺されてしまった
そこで兄である光彦は、妹の親友だった彼女の訃報を聞き、ソアラを駆って
広島県三次へかけつけるのである
『特に好きだったシーン』
12年前、変わり果てた妹祐子にすがりつき、泣き崩れる母雪江と
そっと母に手を添える兄陽一郎、一歩離れた所で立ちすくみ涙を
流す光彦、もちろん私も号泣
足取りを求めて、妹の親友が泊まったホテルの一室で、妹祐子との記憶を
思い出しながら、窓から眼下の湖を見つめる 【錦彩館でロケ】
悲しい横顔が 【同上】美しい
『雄橋=おんばし』】で犯人を追い詰めた時の光彦はMAXで怒っていた
犯人はエリート警察官だったが、追い詰められて、拳銃で自殺しようとした時
あなたのような男を簡単に、死なせたら、祐子が、美也子さんがうかばれない
あなたは一生、生きて罪を償っていくんです」
警察官でない者だと、普通殺されたら、殺したいと思うと思うけど、
川の中で泣き崩れる犯人、それを見つめる光彦と野上警部
美形は怒っても、ふくれても、泣いても、たそがれても美しいものなんですねぇ~
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