続きです。
舗装の道はすぐに終り、いよいよ牧道に入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/21/50df7bc804749d677a1e606e60dee8ba.jpg)
しばらく行くと人の通る柵があります。
ここからはおそらく牛たちの世界に踏み込むのかも知れないな・・・
何て事を考えつついつ何時あの真っ黒い大きな牛たちと遭遇しても、ビビラないように覚悟して進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c7/9a132cdfca7ffefd878ef979b2ac05ab.jpg)
ところがこの道にはその姿は見えません。
牧柵に沿ってぐるっと大きく時計回りに歩きます。
どちらが牛たちのテリトリーなのか分からないまま先に進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/25/26082f7f61256ce8eb878baa65dd51a9.jpg)
草原の中の緩やかな丘を越えながら、大きな空を眺めると自分がほんとにちっぽけに思えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/32/7d61a1dcffde1809740863145241c1e6.jpg)
それ程に広々とした草原の中を歩きます。
そうする内にいくつかの丘の先の右手に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e0/89184f2316617363f7bd0c958e9d4619.jpg)
それはあったんです!
いろんな方のホームページやブログで散々目にした光景が今、私の目の前に現れたのです!
そう!! これが伝説??の『寝ているトイレ』です。
そして誰も覗かないその秘密の穴を私は勇気を持って見てしまったのです!
あはっ・・・
当たり前ですが綺麗なものです。
広い草原にブロック作りの頑丈な造りのトイレが寝ていました。
異様というよりここを吹いたであろう突風のすさまじさを思いました。
もしそんな場に人がいたならきっとミソコブシ山まで瞬間移動出来たかも知れません。
なんてバカな事も思いつつこの広い草原歩きはまだまだ続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f5/00c87a6f3d49eb5c989202731bb5c532.jpg)
穏やかな日です。
もう少し風があっても良かったかも知れません。
汗っかきの私にとっては知らず知らずの内に体から水分が抜けて行っていたのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d1/a3c28a0fbba7d801d4519e2e54ec5a76.jpg)
九重連山も湧蓋山も青い空の下にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/8f/f65d3fa6e4e2887e5239628e68a4ccc3.jpg)
さぁ!今からあそこに登ります。
私は林の中に巻き道があるらしいと聞いていたので本当はそっちの道を行きたいなと思いました。
まだ遥か先に見える目的地まで体力が続くのかが段々心配になってきたからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4a/61f11fb4af0a5997517aae518769af98.jpg)
でも他の皆さんに釣られて結局ミソコブシ山を越えました。
ここで時間は11;30位でした。
休憩していたら湧蓋山の頂上には行き着かないかも知れません。
だから腰も下ろさずに超えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a3/bcbdccaa638c836d9dd6654e1e4c217c.jpg)
ミソコブシ(1296,6m)頂上です。元気な相方さんはどんどん先を急ぎます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ed/7760069fbd08eeef183375cd612d1078.jpg)
これから先もずっと広い草原が続きます。牛たちの落し物も沢山あります。
今から思えばこの日の私の体力はこの程度のハイキングでいっぱいいっぱいだったのかも知れません。
写真を撮りながら景色を眺めながらの楽しい歩きはここまででした。
「遠いなぁ・・」
この後の湧蓋越しまでも長く感じました。足が重いのです。
草原歩きを終えてまた新しいゲートを越えて林の中をしばらく行くと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/86/efce634d8648e09321b156151d0162a6.jpg)
林道に飛び出ました。
舗装はされてないけれど立派な林道で驚きました。
もうすでにクタクタだった私が密かに思ったのは
「何だ、車で来れるんやんか」 でした。
今までの草原歩きが一気に色褪せてしまいました。
きっとそれ程疲れていたんでしょうね。
ちょっと腰を下ろしたい。痛切に思ったけどもちろんそんな場所も無く、立ったままでみかんとソイジョイを食べて気持ちを切り替えようとしました。
ここにきて相方さんも私の様子に気付いたようで「止めとくか?」
と言ってくれたのですが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e2/cfdbf30c4fc96131a4bae53ff4270ab8.jpg)
ここまで来て引き返すなんてどうしても出来ない。
自問自答してみましたが、相方さんは帰りの事を心配し出していました。
とりあえず行ける所まで。。
何とか林を越えて視界が開け、その先の草原の傾斜が延々続くように見えました。
三歩進んで立ち止まり振り向いて高度を確認。
その繰り返しです。足が前に出ない、初めての経験でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b1/0b725a496c10332343ef82fefd8c7a07.jpg)
やっとの思いで女岳に着きました。
もう一歩も進めません。ケルンの側にしゃがみ込んでしまいました。
12;30になっていました。この時間になると登ってくる人より下山してくる人が多くなります。
そう広くも無い女岳頂上でリュックを降ろして靴を脱いで足を伸ばして仰向けに伸びました。
空が笑ってました。バカやねぇ!!って言ってるようでした。
おにぎりをほお張り相方さんが作ってくれたカップめんを少し食べました。
行きがけに道の駅「おこしかけ」で仕入れてきたから揚げもいわしの煮付けもきんぴらごぼうも余りに疲れ過ぎて口に入りません。
相方さんから「食っとかな、帰れんぞ!」と言われ無理やり押し込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a0/371b6ca3d667a19d976d1ae966558ac0.jpg)
しばらく休憩していると少しだけ元気が戻って来たのですが、もうあそこのピークまで登る気力はなかったのです。
「ここで待ってるから行って来てよ」
と何回も言いましたが、
「頂上は二人で行かな意味無い」
そう言ってくれる相方さんに大きな大きな借りを作った気がしました。
目の前に見えているピークに立ちたくない筈ないですもんね。
こうして私の湧蓋山登山デビューは女岳までで終わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0a/39a6063816db72dac6ae980315ba85a0.jpg)
下山の時に林の中で一際目立って綺麗だった紅葉です。
休憩1時間で13;30下山開始して帰りはすっかり足取りも軽くなり、約2時間ちょっとで無事に駐車場に帰り着きました。
今回の事で、睡眠不足と出発時間の遅れ、そして初めての山のペース配分の仕方など反省する事がいっぱいでした。
あれほど憧れていた湧蓋山のピークを踏めなかった悔しさは忘れられません。
何時か必ずもう一度、挑戦します。 おわり
舗装の道はすぐに終り、いよいよ牧道に入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f3/335e697cbc862ed077aac5eb7c3f3ac8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/21/50df7bc804749d677a1e606e60dee8ba.jpg)
しばらく行くと人の通る柵があります。
ここからはおそらく牛たちの世界に踏み込むのかも知れないな・・・
何て事を考えつついつ何時あの真っ黒い大きな牛たちと遭遇しても、ビビラないように覚悟して進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/00/bfc41609a951855e859d7c2ea946ddbc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c7/9a132cdfca7ffefd878ef979b2ac05ab.jpg)
ところがこの道にはその姿は見えません。
牧柵に沿ってぐるっと大きく時計回りに歩きます。
どちらが牛たちのテリトリーなのか分からないまま先に進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/a1/21b7722b98b411cd408b358efaa25722.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/25/26082f7f61256ce8eb878baa65dd51a9.jpg)
草原の中の緩やかな丘を越えながら、大きな空を眺めると自分がほんとにちっぽけに思えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9d/b90518e7c6295f4ed56a2297cad9c863.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/32/7d61a1dcffde1809740863145241c1e6.jpg)
それ程に広々とした草原の中を歩きます。
そうする内にいくつかの丘の先の右手に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e0/89184f2316617363f7bd0c958e9d4619.jpg)
それはあったんです!
いろんな方のホームページやブログで散々目にした光景が今、私の目の前に現れたのです!
そう!! これが伝説??の『寝ているトイレ』です。
そして誰も覗かないその秘密の穴を私は勇気を持って見てしまったのです!
あはっ・・・
当たり前ですが綺麗なものです。
広い草原にブロック作りの頑丈な造りのトイレが寝ていました。
異様というよりここを吹いたであろう突風のすさまじさを思いました。
もしそんな場に人がいたならきっとミソコブシ山まで瞬間移動出来たかも知れません。
なんてバカな事も思いつつこの広い草原歩きはまだまだ続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f5/00c87a6f3d49eb5c989202731bb5c532.jpg)
穏やかな日です。
もう少し風があっても良かったかも知れません。
汗っかきの私にとっては知らず知らずの内に体から水分が抜けて行っていたのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/0b/99d48dddc958a11bbf291ab48b1f4f30.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/d1/a3c28a0fbba7d801d4519e2e54ec5a76.jpg)
九重連山も湧蓋山も青い空の下にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/8f/f65d3fa6e4e2887e5239628e68a4ccc3.jpg)
さぁ!今からあそこに登ります。
私は林の中に巻き道があるらしいと聞いていたので本当はそっちの道を行きたいなと思いました。
まだ遥か先に見える目的地まで体力が続くのかが段々心配になってきたからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4a/61f11fb4af0a5997517aae518769af98.jpg)
でも他の皆さんに釣られて結局ミソコブシ山を越えました。
ここで時間は11;30位でした。
休憩していたら湧蓋山の頂上には行き着かないかも知れません。
だから腰も下ろさずに超えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/04/ab344e0c53b6d7a32e0e82cd74782c52.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a3/bcbdccaa638c836d9dd6654e1e4c217c.jpg)
ミソコブシ(1296,6m)頂上です。元気な相方さんはどんどん先を急ぎます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/e3/d4d44d52e85ff9b451431586cb475c7e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ed/7760069fbd08eeef183375cd612d1078.jpg)
これから先もずっと広い草原が続きます。牛たちの落し物も沢山あります。
今から思えばこの日の私の体力はこの程度のハイキングでいっぱいいっぱいだったのかも知れません。
写真を撮りながら景色を眺めながらの楽しい歩きはここまででした。
「遠いなぁ・・」
この後の湧蓋越しまでも長く感じました。足が重いのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b6/b3130cc3c2efeec7b663537e3b420637.jpg)
草原歩きを終えてまた新しいゲートを越えて林の中をしばらく行くと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7c/19b767a2dc84ef464786311dd0968639.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/86/efce634d8648e09321b156151d0162a6.jpg)
林道に飛び出ました。
舗装はされてないけれど立派な林道で驚きました。
もうすでにクタクタだった私が密かに思ったのは
「何だ、車で来れるんやんか」 でした。
今までの草原歩きが一気に色褪せてしまいました。
きっとそれ程疲れていたんでしょうね。
ちょっと腰を下ろしたい。痛切に思ったけどもちろんそんな場所も無く、立ったままでみかんとソイジョイを食べて気持ちを切り替えようとしました。
ここにきて相方さんも私の様子に気付いたようで「止めとくか?」
と言ってくれたのですが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/58/87414c7097bc38801524cb20a61f75ec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e2/cfdbf30c4fc96131a4bae53ff4270ab8.jpg)
ここまで来て引き返すなんてどうしても出来ない。
自問自答してみましたが、相方さんは帰りの事を心配し出していました。
とりあえず行ける所まで。。
何とか林を越えて視界が開け、その先の草原の傾斜が延々続くように見えました。
三歩進んで立ち止まり振り向いて高度を確認。
その繰り返しです。足が前に出ない、初めての経験でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b1/0b725a496c10332343ef82fefd8c7a07.jpg)
やっとの思いで女岳に着きました。
もう一歩も進めません。ケルンの側にしゃがみ込んでしまいました。
12;30になっていました。この時間になると登ってくる人より下山してくる人が多くなります。
そう広くも無い女岳頂上でリュックを降ろして靴を脱いで足を伸ばして仰向けに伸びました。
空が笑ってました。バカやねぇ!!って言ってるようでした。
おにぎりをほお張り相方さんが作ってくれたカップめんを少し食べました。
行きがけに道の駅「おこしかけ」で仕入れてきたから揚げもいわしの煮付けもきんぴらごぼうも余りに疲れ過ぎて口に入りません。
相方さんから「食っとかな、帰れんぞ!」と言われ無理やり押し込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a0/371b6ca3d667a19d976d1ae966558ac0.jpg)
しばらく休憩していると少しだけ元気が戻って来たのですが、もうあそこのピークまで登る気力はなかったのです。
「ここで待ってるから行って来てよ」
と何回も言いましたが、
「頂上は二人で行かな意味無い」
そう言ってくれる相方さんに大きな大きな借りを作った気がしました。
目の前に見えているピークに立ちたくない筈ないですもんね。
こうして私の湧蓋山登山デビューは女岳までで終わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0a/39a6063816db72dac6ae980315ba85a0.jpg)
下山の時に林の中で一際目立って綺麗だった紅葉です。
休憩1時間で13;30下山開始して帰りはすっかり足取りも軽くなり、約2時間ちょっとで無事に駐車場に帰り着きました。
今回の事で、睡眠不足と出発時間の遅れ、そして初めての山のペース配分の仕方など反省する事がいっぱいでした。
あれほど憧れていた湧蓋山のピークを踏めなかった悔しさは忘れられません。
何時か必ずもう一度、挑戦します。 おわり
出会うときは別の形『ステーキ・ハンバーグ』が皆さんに喜ばれるのにね(笑)
電池落下の時など私だったら『なんしよっとかー』ぐらいの一言でしょう
相方さんはやさしい人なんですね
実は笑える落ちがあるものと期待したのですが最後は文字がにじんできましたよ。
今日は楽しい帰り道の様子を少しアップするつもりです。
お話変わりまして、九重の紅葉情報見られてますか?
今年は去年と比べて紅葉が早く進みそうですね。19日でも充分楽しめそうですよ。
私は残念ながら今月はもう行くチャンスがありません。
暇人さん、是非とも今年の紅葉を見てきて下さいね。