野の花

年が変わって一月ももう半ば。
いつの間にか変わっていた成人の日（第二月曜）も終り、これも何時頃からか新成人が派手な格好で式典を台無しにしてしまうニュースが例年流される。
今年もまた何処かの地域では大勢の警察官が動員されたとかテレビで写っていたが、どうなんだろう？
たった一部の若者の行為をマスコミが大きく取り上げるのが悪循環になっているんじゃ・・なんて一人思っている私です。
現場はそれは大変だろうけど、世間（マスコミ）や大人（親）が相手にしてくれなきゃしなくなる？
なんて簡単なものじゃないっか。。


スミレ（鹿屋の道端で）

とは言え私等の年代は、成人式は1月15日と強くインプットされていた。
当時の私は母ちゃんと兄との三人暮らしで生活に追われて成人式の晴れ着どころではなく、そんな事を口にも出せず洋服で式に参加するなんてことがまるでルール違反のような気がして、当日は欠席して休日アルバイトに行ったのを思い出す。

「成人式はお金持ちやないと行けへん」

なんてひがんでいた自分を職場の仲間たちが祝ってくれたのも懐かしい思い出だし、アルバイト先から洋服（多分値段の良い）をプレゼントされて合わすスカートが無くて何時までも大事に取っておいたのもまた懐かしい思い出だ。



スミレとホトケノザ

今も昔も人として必ず通る通過点のひとつ、成人の日。
実は東京で学生をしている甥っ子も今年新成人のひとりだった。お正月に鹿児島の実家で祝ってきたが、私達が会った時は黒いさらさらの髪の毛だった。が実は前日までは白いチリチリ頭だったらしい。
親の言う事を聞いて急遽戻したようだが、
「あらぁ～！それが見たかったなぁ」
なんて言うおじちゃんおばちゃん。身内には相当甘い？


キランソウとムラサキケマン
鹿屋のお正月も決して暖かくは無かったけど、道端には春の花がちょっこり咲いていた。
老眼鏡なしで写すのはたいがい難しい。。