





















[ハリウッド]
日本人に聞いても、アメリカ人に聞いても、米国のロスアンゼルス (Los Angeles スペイン語で「天使たち」の意味) が好きな人はほとんどいない。それもその筈、何せこの都市圏はだだ広い。フリーウェイ (freeway 無料高速道路網)で車で飛ばしても相当の時間がかかる。観光でもするような事になれば移動だけで一日の大半を使ってしまう。ロスアンゼルス都市圏には、ロスアンゼルス、ビバリーヒルズ (Beverly Hills)、サンタモニカ (Santa Monica)、ロングビーチ (Long Beach) 市などが含まれ、面積は京都、大阪、神戸の3大都市を合わせたのとほとんど同じである。(人口は1300万人で京阪神の1860万人よりやや少ない。)
40数年ぶりにロスに来た。京都が1番の故郷 (hometown)で、生まれた東京が2番。大学生時代に4年住んだこの都市が3番というところ。ロスと言っても活動していたのがビバリーヒルズとハリウッド (Hollywood) で、所有していたフォードのムスタング (Ford Mustang) や英国のサンビーム (Sunbeam) で市内を乗りまわしていた。それは遊びというよりは車社会の必需品で、それがたまたまスポーツカーだっただけである。
ハリウッドは映画・テレビ・エンターテイメント関係のスタジオが散在するだけのところだが、観光スポットはハリウッド通り(Hollywood Boulverd) にあるグローマンズ・チャイニーズ・シアター(Grauman's Chinese Theatre) の映画スターのサイン手形と、通りの両側の歩道に敷いてある (Walk of Fame) 数千のスターの名前を探すことくらいである。現在、マイケル・ジャクソン (Michael Jackson) の死亡によって特に賑わっている。
ディズニーランド (Disneyland) は千葉にあるし、ユニーヴァーサル・スタジオ (Universal Studio) も大阪にあるのでわざわざロスにまで来て見る必要はないし、ハリウッドの映画観光は日本人にとって過去のもの。観光客はかなり多いのだが、ほとんどがアメリカ人、南米人、ヨーロッパ人、中国人で日本人は2~3組の若いカップルくらいしか見なかった。
アパート探しでかなり広範囲に歩き回っているのだが、町並みは昔とほとんど変わっていない。歴史が浅いせいか(建国233年)、古いものを大切に使うという理由のせいか、主要大通り以外の道路、歩道のメインテナンスはかなり悪い。家々も遠くから見ると広くてグリーンが多く一見美しく思ってしまうが、近くでよく見るとかなり手入れを怠っているのがわかる。これもアメリカ人の大らかさだと思えば気にする必要はない。チャイニーズ・シアター近くのコダック・シアター(Kodak Theater) と周りに3~4の新しいビル、ショッピング・モール (shopping mall) が新しく出来たくらいで昔の写真と今の写真を比べてもたぶん違いがわからないと思う。#YS

1975年の写真
左から:
ボブ・ホープ(Bob Hope 1903~2003 コメディアン・映画俳優)
ジョン・ウェイン(John Wayne 1907~1979 映画俳優)
ロナルド・レーガン」(Ronald Reagan 1911~2004 映画俳優・カリフォルニア州知事・のちに 米国大統領)
ディーン・マーティン(Dean Martin 1917~1995 歌手・映画俳優)
フランク・シナトラ(Frank Sinatra 1915~1998 歌手)













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