『道』
退職後、京の街中をかなり歩き回ったが、ここハリウッド、ウエスト・ハリウッド、ビバリーヒルズの散歩は半端ではない。道から次の道までの1区画、1ブロック(one block) の長さは多分、京都の3~5倍はあると思う。ジョニィ・ディップ(Johnny Depp) 主演のギャング映画「パブリック・エネミーズ(Public Enemies) 」でも見に行こうかと地図を開いたら映画館までたった道15本。30分で行けると思ったら大間違い、1時間近くかかった。
『野生動物』
アメリカの大都会にはなにせ野生のリスが多く生息している。ここロスアンゼルスも例外ではない。日本の動物園でしかリスを見たことがなければ、こんな光景は信じられない。木の実を口にくわえて隠す場所をさがしているのを毎日のように見ると自ずから笑みがこぼれる。そう言えばハワイのホノルルでは野鳥園にいるような鳥が至る所で大群で生息していたことを思い出した。これもやはり植物と「自然」に対する人間の理解がないと成り立たない。
『庭とガードナー(gardener) 』
「緑」で気がついたのが、1960~70年代アメリカでガードナー(庭師)といえば日本人・日系人がやっていた。今は99%メキシコ人・南米人。典型的なパターン(pattern) はかなり中古のピックアップ・トラック(pick-up truck) に芝刈り機、葉っぱ飛ばし機、除草剤などをつんで1人でやっている。あまり大きくない一戸建ての家でさえ木の数と芝生の量は半端ではない。自分でしていたら毎日、一日中外に出て掃除しなくてはならない。少々払ってでも誰かに頼んだほうが効率的だろう。京都自宅裏の神社の神木林の落ち葉を思い出した!
『メイド・イン・ジャパン車』
1960年後半に高速道路で1台の小さな車が走っていたのでムスタングに同乗していた人に聞いたら、「あれは日本のトヨタという自動車で、よく故障するのでこんな高速で走ったら危ないよね。」と言っていた。それが何と今では、この自動車社会の5台に1台はトヨタ製である。というよりは、ホンダ、マツダ、日産、いすずの車と、ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンがほとんどで、アメリカ製の車を探すのが大変。歩きながら一台ずつチェックして割合を出したから大げさではない。アメリカのGMジェネラル・モーターズが倒産するのは当たり前である。
『犬と赤ん坊』
この街はやたらと犬を散歩している人が多い。核家族の形態をとっていない社会だから寂しさからの脱却と、このコンピューター時代で人間との接触が少なくなっているのか...「生き物」に癒しを求めているのか。そこらへん中に散らばっているフンの数を調べたら目にする以上の犬が飼われているのだと想像できる。また、ベビーカーを押しながら歩いている女性がやたらと目に付く。これもアボーション(abortion 堕胎)が容易でない社会なのと、南米からの多家族移民の多いせいか。#YS
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