昭和37年に出された臨時増刊号の復刻版である。
カメラルポということで「五島の隠れ切支丹」と「境内はお城でいっぱい」「風雲の古戦場を訪ねて」の3本。
まだまだ開発前の昔の風景である。
読物は
・特別読物「幕末随一の剣客・男谷精一郎」池波正太郎
・特集名将の影武者
「幻の軍師・山本勘助」永井路子
「北条五代の忍法・風魔一党」早乙女貢
「お庭番という名の隠密」川上直衛
「秘密の国薩摩潜入」劉寒吉
「悲劇の英雄・義経潜行記」杉本苑子
・特選歴史小説
「柳生一族」南条範夫
・そのほか
「江戸の”黒い花形”を裁判する」佐賀潜
「作られた異説・珍説の舞台裏」進士慶幹
・風流ゼミナール
「生きている雑魚寝」世良正利
「女盗賊」長野嘗一
「浮世ぐるい」桑田忠親
と、豪華メンバーである。
なかでも面白かったのは「幻の軍師・山本勘助」で、山本勘助という人物の新しい考え方を示さされた。
なるほどなあとうなづきながら読んだのである。
つまりは、武田の戦の作戦はすべて信玄が考えて勘助に伝え、それを山本勘助が評議の席上発表し信玄が認めていた、というものである。
また「北条五代の忍法・風魔一党」は、北条早雲が若い頃は鳴かず飛ばずでいたのになぜ年をとってから成功したのか、ということを、風魔小太郎との関係から描いたもの。
佐賀潜の「江戸の”黒い花形”を裁判する」は、江戸時代の悪党の裁判を現代に置き換えてやったもの。
昭和37年当時の文章なので、難しい漢字も使われているが、格式高く感じられ、わからないところは自分で調べろというようだし、いわゆるインテリ向けの雑誌であったんだなあ、と思うのである。
今は、誰もがわかるように、という配慮からなのか、なんだか親切すぎているような気がする。
昔の雑誌であっても十分読み応えのあるものであった。
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まだまだ開発前の昔の風景である。
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・特集名将の影武者
「幻の軍師・山本勘助」永井路子
「北条五代の忍法・風魔一党」早乙女貢
「お庭番という名の隠密」川上直衛
「秘密の国薩摩潜入」劉寒吉
「悲劇の英雄・義経潜行記」杉本苑子
・特選歴史小説
「柳生一族」南条範夫
・そのほか
「江戸の”黒い花形”を裁判する」佐賀潜
「作られた異説・珍説の舞台裏」進士慶幹
・風流ゼミナール
「生きている雑魚寝」世良正利
「女盗賊」長野嘗一
「浮世ぐるい」桑田忠親
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なかでも面白かったのは「幻の軍師・山本勘助」で、山本勘助という人物の新しい考え方を示さされた。
なるほどなあとうなづきながら読んだのである。
つまりは、武田の戦の作戦はすべて信玄が考えて勘助に伝え、それを山本勘助が評議の席上発表し信玄が認めていた、というものである。
また「北条五代の忍法・風魔一党」は、北条早雲が若い頃は鳴かず飛ばずでいたのになぜ年をとってから成功したのか、ということを、風魔小太郎との関係から描いたもの。
佐賀潜の「江戸の”黒い花形”を裁判する」は、江戸時代の悪党の裁判を現代に置き換えてやったもの。
昭和37年当時の文章なので、難しい漢字も使われているが、格式高く感じられ、わからないところは自分で調べろというようだし、いわゆるインテリ向けの雑誌であったんだなあ、と思うのである。
今は、誰もがわかるように、という配慮からなのか、なんだか親切すぎているような気がする。
昔の雑誌であっても十分読み応えのあるものであった。
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