読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

水木しげるの「遠野物語」 水木しげる ビックコミック連載

2008-07-27 14:42:47 | 読んだ
8月10日号で第2回である。

水木しげるが、柳田國男の著した「遠野物語」を漫画で描いている。

遠野物語を絵で表すなら、水木しげるの絵が一番似合うのではないか、と思わされる。
それくらい、遠野物語の雰囲気が出ていると思うのである。

遠野物語に書かれている一つ一つの物語は「なんだかよくわからない」ものが多く、また「理不尽」なものが多い。

現代の人間は「全ての正解」とそれを導き出した「科学的理論」を求めている。
例えば秋葉原でおきた殺人事件の犯人の心理やその原因、或いは地震の原因、必ず究明し解明しなければならないものなのだろうか。

物事というのはさまざまな要因が積み重なり連鎖しておこるのではないだろうか?
(このあたりは週刊朝日に連載されている小説で著されている)

遠野物語には「えっ?それで終わり」というものが多い。それは多分説明のつけられない事柄が多いことと、無理やり説明をしようとしたからではないか。

そして、現代においてさまざまなものの解釈や解明を行っているが、それはずっと後になって遠野物語と同じような印象となるのではないかと思うのである。

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