26 Jun
相変わらず、各地で梅雨の影響が大きいようですが、皆さん如何お過ごしですか?
こんにちは~~、大阪のベックです。
東成区のベック君からお便りが届きました。お友達のダックス君と、パピー教室でお勉強中の様子です。大阪は連日の30度を越える蒸暑い日が続いている様ですが、トレーニングに励むワンとオーナーさん達には、是非、楽しい夏休みがやって来る事を祈っています。
トリプルスターの運動場でも、梅雨の合間にはワン達が元気に遊んでいますが、蒸し暑さの為、エアコンの効いた犬舎に戻りたがる「横着者」たちが増えてしまいます、、、、、、、。
7月に入り、梅雨が明けるとまもなく楽しい「夏休み」がやって来ますね!野や山や、海や川や湖で、楽しい思い出を沢山作ってくださいね!!
楽しい「夏」を前にして、愛犬のコンディションを整えておきましょう。
梅雨時の犬舎では、ワン達の体のメインテナンスが行われます。
犬達にとっては楽しい雨の日も、連日となると嫌になるようです、、、。ケージで熟睡するワン達は、まるでこの時期の疲れた人間達のようです。
そんな日のワン達には、別の「楽しみ」が与えられます。個体ごとのボディーチェックが入念に行われ、疲れた箇所やいたんだ場所のメインテナンスが行われるからです。
不揃いになった爪を切ったり、歯石を除去したり、耳の汚れ具合を診て払拭などのケアを行います。また筋肉や関節への触診で、疲れの様子を探り、適度なマッサージなどが施されます。
被毛の違いによる外耳の汚れ具合(参考)
イエローの耳(やや汚れが目立ち、皮膚の色も赤みが有り、注意信号)
チョコレートの耳(殆ど汚れ無し、一番泥んこになって遊ぶ子なのに、、、、、)
ブラックの耳(二ヶ月近く何もしていないが、少しの汚れが感じられる程度)
梅雨時(暖かな時期)になると、「皮膚のトラブル」が多発するようです。なかでも、「外耳炎」などの耳のトラブルは、垂れ耳の犬種には多いものです。
適切な処置を怠ると、「外耳炎」になったり、更に悪化させて脂漏性の「皮膚炎」を起こしたり、細菌やカビ(真菌)などの二次的な増殖により更に深刻な事態を招く事になりかねません。
日本のような高温多湿の飼育環境下では、「室内飼育」・「屋外飼育」に限らず、短いサイクルでの健康チェックは飼い主の義務であるように思います。早い時期に症状を判断されて正しい処置が施されれば、多くの「皮膚トラブル」等は未然に防げるものの様に思います。
正しく注意深く繁殖されたラブラドールは、「アトピー性皮膚炎」などの「アレルギー性疾患」には無縁なものですが、外見のみにこだわって繁殖された様なラブラドールの中には、親犬からの弱い部分を引き継いでいる個体が多く見られます。
被毛の違いによる皮膚の強さは、ブラックとそれ以外では比較的顕著にあるようです。イエローのスッタッドドッグやマザードッグに皮膚の弱い個体が多く見られます。繁殖には十分な注意が必要ですね。
「外耳炎」などになる前に、簡単な耳のケアをかかさない事が大切です。
外耳の消毒には、「動物用イソジン」を点耳容器(何でも良い)から注入します。3~6シーシー位は入れて下さい、ケチケチしないで!溢れた出た液はカット綿やティッシュで吸い取ってください、其の時に決して皮膚を擦らない様に注意します。(犬が耳を振ります、飛び散っても良い場所を選んで行って下さい) 夏場は、4~5日置きに点耳する位で良いでしょう。
「動物用イソジン」と「カット綿」は犬を飼う家庭では常備が当たり前ですね。「動物用イソジン」は希釈してありますので、多くの処置にそのまま使えます。人間用の「外用イソジン」でも使用には一向に問題はありません。
すでに「外耳炎」の様な症状が現れているときは、先ず薬用シャンプーでの洗浄を行います。
先ず人肌程度のぬるま湯で耳を洗い、次に「ノルバサン」等の薬用シャンプーで耳の中まで洗うようにします。シャンプー剤を耳の穴に流し込み、耳朶の上から揉見込む様にして汚れを流し出します。シャワーを使い、お湯を頬の方から流すようにして洗剤を落します。多少洗剤が残っても大事には至りません、最後にタオルドライで終了です。犬が耳を振る度に出る水分を、こまめにタオルで吸い取るようにぬぐって下さい。(硫黄系の薬用シャンプーは使わない事)
耳を洗ってから5~6時間後を目安に、イソジンを使っての処置を行って下さい。
犬も梅雨時(低気圧時)は疲れが出ます。筋肉や腱、関節などを圧迫してトラブルになりそうな箇所を見つけます。
疲れていたり、痛んでいる様な箇所は「マッサージ」や「指圧」などで、直ちに改善する作業が行われます。
犬と遊んだりトレーニングなどをした後には、マッサージなどをしてスキンシップに心掛けて下さい。特に梅雨の時期は屋外での行動が制限されます、グルーミングの後に数分間のマッサージが愛犬との距離をより一層緊密なものに変えてくれる事でしょう。