アンジェラのパピー達は50日目を迎えました。
選別の時期にさしかかっています。
今回は5頭の仔犬の中から、2頭の雌雄を残す事にしました。
仔犬を選ぶ作業は難しい作業の一つです。時間をタップリ掛けて慎重に行います。
仔犬を選ぶ場所は、出来るだけ広く平らな場所で行う場合と、トリミングテーブルなどのやや高い台の上に載せて行う方法と
があります。
直射日光があたらず、ハッキリとした陰影を出さない木陰の明るい場所(屋外)が適しています。
幾ら明るくても部屋の中などの人工光のもとでは、僅かな見誤りを生む事が考えられます。
広く平らな場所では、仔犬達の自然な動きが良く判ります。仕草や、音や光、昆虫などの生き物に対しての反応、兄弟犬と遊
ぶ様子なども仔細に観察します。
テーブルなどの高い台に乗せた場合は、楽しく遊ぶ事からはじめ、自然にスタンディングポーズをとらせてみます。
一人が仔犬の傍で相手をし、もう一人の観察者が近くから遠くまで距離を変えたり角度を変えたりしながら十分に観察します。
仔犬の体型や仕草など変りやすい時期ですから、慎重に時間を掛けてじっくりと観察する事が望まれます。
決して易しい作業ではありませんが、根気良く素直な気持ちで取り組む事が良い結果を生む事に繋がります。
◇イギリスのブリーダーからの一文を参考までにご紹介いたします◇
ブリーディングに携わる方や、之からブリーディングを学ぼうとする方のお役に立てれば幸いです。
◇仔犬の選び方については、
残念ながら経験を積む以外に良い方法は無いと思いますし、生まれた仔犬の中から最良の仔犬を
必ず選ぶ事が出来るブリーダーは、とても少ないと思います。
この事を説明するのは簡単な事ではありませんので、私がお教えできることは私自身で行っている
事と、 "Gwen Broadley"さんが実行されていた事だけです。
仔犬が産まれた瞬間から私たちはいつも仔犬に対してグレードをつけるよう心がけております。これ
はまた、仔犬達を個々として知る為、そして仔犬たち其々がどの様に発達していくかを知る為に役
に立ちます。
私達は、仔犬達が立ち上がれるようになるとすぐに順番を決めて「全体のバランス」「トップライン」
「尾の具合」「腰部の短さ具合」「四半分の強さ」などを考慮し、ショーイングポーズに基づきなが
ら仔犬を判断するようにしています。そして先々の計画を立てながら世話をしています。
言葉をかえると、わたくしたちは仔犬の長所と弱点を知るために毎日ジャッジしています。 私たちは、
一日の中で短い時間ではありますが、ほとんど毎日これをしなければなりません。というのは、仔犬達
が世話をされることに慣れるために良い方法ですし、仔犬を見れば見るほど仔犬たちのことを知るこ
とができるからです。
発育段階には多種多様の段階があります。大体は、生後5~6週間で仔犬の体形が失われてゆきま
すが、通常は8週間ほどで小さな成犬の体形になります。8週間後に仔犬たちの体形はまた失われ
てゆきますが、何れ必ず8週間目の体形に戻ります。
と言う事は、8週間目で完成されたラブラドールの小さな形を見ていると言う事になります。
肩についてですが、多くの人は肩について理解していないと思います。一番簡単なやり方としては、
これは私の考え方ですが、成犬では肩の部分(首の後ろ)は前足の線のちょうど後ろだと見てよい
と思います。仔犬はいつもそうとは限りません。というのは、彼らの肩は運動で体を鍛えるまではこ
の体形を取らないからです。(仔犬の肩は後ろにはないからです。)といっても、仔犬の肩は前のほ
うにありすぎてもいけないですし、直立でもいけないのです。
子育ても一段落 回復に努める毎日です。
母犬アンジェラ
という事で、今日もお粗末!
さてと、、、久し振りに気が向いた御仁は、ワンクリック宜しく御願いいたしま~す。
※秋のミーティングは、10月21日に行う予定です。
今回の「特別ゲスト」は、現役の盲導犬『ノア』とユーザーのH島さんです。『ノア』は8年ぶり、初めての里帰りとなります。
母親『イマン』との感激的対面や、12月13日で満8歳になる『ノア』の沢山のエピソードなどをお聴き下さい。
激務を努める「盲導犬」を、健康に育てるユーザーのH島さんの苦労話も愛犬家には参考になる事請け合いです。
開催は いよいよ24日後になりました。
参加申し込みはお早めに、此方からの申し込みのメンバーには気の効いたギフトが用意されていますよ~~~!