週末は何かと忙しく、
電話に出るのが億劫です。
春なのか、「交配」に関してのご相談が入ります。
「動物愛護管理法」の施行によって、にわかブリーダー等からの
相談件数は激減しましたが、繁殖を希望する方からの相談はぽつぽつと
有るのが現状です。
ラブラドールに限らず、牝犬を飼育している方がその牝の子供が欲しくなるのは普通の事です。
何らかの場で、良い評価を得られる牝であれば、その欲求は尚更の事と言えるでしょう。
しかし「動物の繁殖」にはリスクが付きものですし、望み通りの良い結果を得られる事は意外と
少ないものです。
ショーや競技会等で良い評価を得る事の多かった牝であっても、「繁殖」を考えた場合、必ずしも
優秀であるとは言い切れないからです。
繁殖を考えるに当り、対象犬に要求される幾つかの課題があります。
先ず「遺伝性疾患の撲滅」と言う観点から考えれば、ラブラドールの場合は
○股関節の公的評価(幼齢期から成長期に至る関節の特徴をみなければ完全とは言えず)
○進行性網膜萎縮症のDNA検査と、定期的眼検診。
○被毛のDNA検査。
など三点は必然のものであり、その外にブルセラ症の検査なども行っておく事が望まれます。
○股関節の異形成に関しては、心あるブリーダーの努力により遺伝性のものとしての発症は
劇的に無くなっていると思われますが、良質な股関節の判断は易しいものでは有りません。
成犬になって、関節に弛みのみられる個体の繁殖は行わない方向が望ましいと言えます。
○進行性網膜萎縮症に関しては、prcd のDNA検査においてキャリアーと判定された犬の繁
殖は行わない事(どんな良いプロポーションを持った個体であっても)が望まれます。
クリアーの判定が下された個体のみが繁殖の機会を得られるものと考えます。
○被毛に関しては、イエローの被毛でチョコレートの因子を持った個体(eeBb)の扱いが限られ
ます(牡牝)。他の検査同様、ブリーダーであれば被毛のDNA検査は必然であると言えます。
スワン
◇一般の愛犬家が、仔犬を購入する場合。
先にあげた「検査がキチンと行われた親犬同士から生まれた仔犬」を購入すべきである事は、
誰が考えても明らかな事です。
犬のクオリティーとは何か?
気になりませんか??
友人のTさんが、愛犬(スタンダードダックス・牝7歳)ティアナを連れてやって来ました。
さっそく興味津々なスワン(スーザン×ロビン)が近づいて、、、、、、、、、、、、、、、、。
ワンと怒られました。
仲良し
◇科学の進歩はめざましく、ブリーディングのリスクは日進月歩で減少方向にあります。
有り難い事です、、、。
皆さまも、今日もご愛読、お疲れ様でした~~~~!
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