雨は上がり、
暖かな様でもあり
肌寒く感じる様な気もする、
薄雲の広がる春らしい朝を迎えた。
運動場のテーブルなどの備品には、雨が渇いて浮き出た黄色い花粉が/まるで粉薬の様に
浮き上がって目立っていた。朦朧とした気分を振り払うかのように鶯の声がする。だいぶ
上手に啼けるようになってきたのが何とも微笑ましい。最初は下手でも、あきらめずに啼
いていれば上手くなる手本のような啼き方だ。
梅が終わって、サクラの咲く頃が楽しみになってきた...。
最近とても疑問に思う事が有った。
他の病気のことで診察に立ち会ったシニアになった年齢の犬の”口”のことだ。
その犬の口の匂いが気になり上唇をめくってみると、口の中は酷い状態になっていた。
飼い主さんは何気ないチェックに気が付いたのか、少し慌てて「毎日磨いているんですが...」
と、取り繕う様な言い方をされた。
嗚呼、一事が万事なのだなと改めて思うとともに、飼い主の家庭は一体全体どう廻っている
のだろうかと、これから先のその犬のことが心配になってしまった。
犬の歯は、そうそう汚れが溜まるものではない。
犬の歯磨きは、毎日しなくても別段構わないのだが、
毎日毎朝、顔を拭ってあげるような飼い方をしていれば
彼方此方に気がついて、歯磨きの必要があるのかないのかくらいは判断できる。
うちのレモンちゃんは、
かなりの婆さんになっているはずであるが、今もって歯は綺麗だ。
もちろん 自慢ではないが、今まで一度も歯磨きをしたことがない。
幸いにも、母親(アンジェラ)に似て、「歯が汚れない体質?」の子なのである。
犬にはそう言う子が多く、特に”口腔ケア”を考えた場合には、全く手がかからない。
然し毎日こんな悪さをしているので、歯そのものを傷めたり歯並びが悪くなることがある。
過日亡くなったサリーちゃん。
幸いにも、この子も亡くなるまでに一度も歯を磨いたことはなかった。
然し、日頃から口の中のチェックは怠ったことがなかった。
レトリバー種のラブラドールは、良く物を噛み、歯を欠損することが多い犬種だ。
当たり前と言えば当たり前の事なのであるが、我々はそういうことを(観察/手当)毎日自然に
行うことが、生き物の飼い方なのではないかと思っている。
”歯科専門の獣医さんによる歯の治療”が必要になった犬のお口。
意図的にボカシてありますが、口臭が... 匂ってきますねぇ...
犬にも歯の汚れやすい体質を持った子がいて、そう言う子を飼った場合は”毎日の歯磨き”が必要に
なってきます。
毎日観察していれば、汚れやすい歯なのか否かはすぐに判ることなので、この子の場合は他の疾患
と同じように、随分と長い期間放置された(かまって貰えなかった)ことが原因でこうなってしまっ
たものと思われます。
※生き物の飼育は、飼っている生き物を”可愛がる”ということが基本です。
”生き物を可愛がる”と言う意味を取り違えている人は、実はそうとうな数にのぼる現状があり
ます。
犬の場合、
給餌の後に、”顔を拭く””足先をチェックする””口の中を覗く””耳の中を調べる”顔を近づけて
”目を覗き込む””糞便の色や形状を見る”等々をルーティーンとして行って、必ずメモを残す...
と言った様なことをおこなっていて当たり前なのですが...。
口先だけで”可愛がっている”と言われても、犬を見れば一目瞭然、にわかには信じられません
わねぇ。
Hello!...
PHOTO 03/14 141日齢
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カレンダー
Triplestar Labradors Calendar
トリプルスターの予定表です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この記事はあなたのお役に立てましたか?
この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
応援ボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです。