トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

終活準備

2017-11-15 20:40:09 | 日記
今日のパムッカレ

実はここ数か月、不正出血が続いていた。
夫が天国へ行ってしまってから、いろいろなことがあり、
精神的にも肉体的にもおかしくなって当然だと
思っていたし、ストレスから更年期障害を誘発したと勝手に判断していた。

周囲に勧められ、イヤイヤ、クリニックへ。
で、ドクターからガン検査を勧められ、軽い気持ちで受けた。

数日後に検査結果が出るから電話するようにと
言われるも、うっかり忘れていた。


その後、クリニックの医師から電話があった。
癌の疑いがあり、緊急手術を要するから、すぐに大学病院へ行けと
のこと。

予約日までの4日間。
今後のことを考えた。

ガンと言われ、ショックだった。
でも、夫がいる世界へ、一歩近づけたのだ。

今月予約したフライトチケットはプロモーションだから、
キャンセルも期日変更も不可。
日本の家族も楽しみにしているのに、
キャンセルのことを何て伝えたらいいのだろうか?

ケントをどうする?

自分がガンで手術をするなんて、日本の両親には
口が裂けても言えない。
だから、治療するなら、トルコ。
それに、日本じゃ健康保険ないもん。

でも、日本の家族に会いたくなったら、そのときに
飛行機に乗ることが出来る身体なのだろうか?

日本の年老いた両親への親孝行は
やっぱり出来なかった。
それどころか、親より先に死んじゃうかも。
なんという親不孝者か。

ケントを置いてはいけない。
ケントは、たぶん、私がいなくても生きていけるだろう。
近所の人に可愛がられているから、
ご飯も自力で調達出来る。

だが、ケントの最期を誰が看取ってくれるのだろうか?
ちゃんと、深く埋めてくれるかな?

癲癇発作が起きたら、誰か傍についてくれるかな?
ケントは暑いのも寒いのも苦手だから、
エアコンの部屋で寝させてもらえるかな?

今のうちに、売れるものは売って、お金にしておこうかな。
食堂どうしようか・・・。
異国の地で、他人に迷惑をかけずに
生きていけるだろうか?
決断しなければいけないことが、たくさんあった。
先ずは、診察を受けて、それから考えることにした。



そして、

義姉に付き添われて、
いざ大学病院へ。



検査の結果、

良性のポリープだと判明した。
ガンだと信じていたので、気が抜けた。

クリニックのドクターに癌の疑いがあると
言われてから、ネットで子宮癌を検索した。

思い込みとは怖いもので、それまで
不正出血しか症状がなかったのに、
お腹が痛くなったり、神経痛まで
伴ってきて、益々自分が癌だと確信を持った。

良性のポリープだと判明したけれど、
早急に手術を行う必要があると
言われた。

人生2回目の手術。いずれもトルコで。
こんなにお世話になっちゃって、
こりゃ、脳死の際には、臓器でも提供しないといけないかな。

それでは、行って来ます。
皆さんにまたお会い出来ますように・・・。



今回も義姉が付き添ってくれる。
義姉一家全員が私をサポートしてくれているので
私は一人じゃない。いつも、ありがとう。