あるご年配の男性とお話しをしたときのことです。
奥さんが少し遅れて場所に到着しました。
奥さんを見ていると・・ちょっとオーラが黒い煙のようになっていました。
「体調がおかしくありませんか?」と聞くと、ご主人の手前なのか
「大丈夫です」と答えました。
「大丈夫です、ということはしんどいけれど今は大丈夫です、ということですね?」と行くと
「はい、このぐらいなら・・」というので
「それなら・・・今日はお話しはまた後日にして、またお会いしましょう」と言いました。
すると
「今日、せっかく先生に会えたのに・・少し我慢ができないのか?」とご主人が言いました。
はい、男性ってこういう人が多いんです。
ご主人に
「奥さんの調子がおかしいのに・・・その発言はおかしいですよ。
せっかくあなたのオーラがきれいな紫だったのに・・今の一言ですっかり○色の○○○のようになりました」というと
「嫁さんが体調を崩すのが○いのです。こんな大事な日に」というので
「人は生きているのが奇跡なのに・・体調不良をけなすのは良くないことだと思います。
それに紫の色のオーラを出せるのは奥さんのおかげなのに・・・
それに奥さん、ご主人に病気のことを言っていないでしょう?
言うとめんどくさいことになるし。
それ以上に・・ご主人、自分のことで早く病院に行った方がいいですよ。
今日ご相談の家のことより、あなたの病状の方が先に進みます。
奥さんの健康を支えながら、ご自分の健康もともに考え、二人で進まれるとご夫婦は長生きされますし、それに息子さんやお孫さんにも愛される人生になりますよ」というと、すこししてご主人が
「そうなんですか」というので奥さんが
「そうなの・・・あなたがあまりにも私を粗末に扱うから・・・だからみんな家に来ないの・・・」と言いながら泣いていました。
そして・・・奥さんの背中からす~っと○○色の糸が抜けていきました。
あ・・・これで自分を縛っていたんだな・・と思いました。
奥さんの耳元で
「お子さんたちから、お母さん○婚して、家にこない?と言われているでしょう?」というと
奥さんは小さくうなづきました。
ある程度の地位と、そして経験。誰にもまけないぐらいの心の強さ・・・
そのすごさは紫のオーラの○○なレベルにあるのだけれど・・・でも奥さんや子供たちに対しては○○色のオーラに変わる・・・
う~~~ん・・・・
ご主人に
「今のままでは失うものの方が多いと思います。
変わっていただけることを心から願っています。
今日は早くお帰りください。代金は次回お会いした時でけっこうですから・・・とにかく奥さんを早くお家へ」とお話しして帰っていただきました。
1か月ぐらいすぎたときに奥さんから連絡が来ました。
ふるらんが言った通りの病名を病院で言われ、自分の命も無限ではないということを知りました。
それからご主人は奥さんに
「いままでよかれと思って会社のことや運営している自分のことしか考えていなかった。
治らない病気ではなかったことが幸いだったが、病院でいろんな患者さんを見ていると自分もこのうちの一人になりえると思ったら・・○くなったし、夫婦を見ていて、こうなってはいけない、こうなりたいと感じた。
今までの自分なら・・誰にも感謝されないであの世にいくんだろう・・と思うと、なんだったのかと思うようになった。
今更かもしれないが・・家族も社員も・・もっと大切にしていこうと思う。
もちろんお前を一番に考えないとな・・・わるかった・・・」と小さく頭を下げたそうです。
「良かったですね」と奥さんに言うと、
「ええ、だいぶ対応を変えてくれました。子供たちがお父さんが少し変わったと言ってくれています。
先生がはっきりしってくれたからです。
ありがとうございました」と話してくれました。
「正直・・お年を重ねて人生をがんばってきた人に意見を言って失礼だと思いましたが・・・お役に立ててよかったです」と話すと、
「実は・・わたしはあの時とても嬉しかったでしたよ」と笑っていました。
その○年後、ご主人はある病気で○くなりました。
奥さんから連絡をいただいたときに言われたことは
「あれだけワンマンだったのに、たくさんの人に感謝の言葉をもらえました。
子供たちからも今まで一番優しい父親として接してもらえた、と喜んでいました。
良い父親であの世へ行けてよかったでした・・・」と教えてもらえました。
あの世へ行くときは・・・なに色のオーラになっていくのかな・・・と思うふるらんでした