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遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

シデコブシとユキヤナギの花・・・

2009-03-25 | 四季折々のひとりごと
 
【公園のシデコブシ】
シデコブシとはモクレン科の植物の一種です。

学名は、Magnolia stellata(シノニムM. tomentosa )。

ヒメコブシとも呼ばれるそうです。

Magnolia/マグノリアとは
モクレン( Magnolia liliflora)タイサンボク (Magnolia grandiflora)
コブシ (Magnolia kobus) などの学名についている総称で
18世紀のフランスの植物学者の名前に由来します。

stellata/ステラータとは
星の形を意味するそうです。


                            


【花のすぐ下に小さな葉が付いています 】
 幣拳(しでこぶし)、四手辛夷(しでこぶし)という名前は
その花の形が、神前に供えられる玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)に付けられる紙製の飾り「幣(しで)、四手」に似ていることに由来する和名です。
コブシという名前は、その字の通り
蕾の形が握り拳ににているからでしょうか。
白いものの他に、薄いピンクのもの、紫にちかいものもあるようです。

木蓮/モクレンとコブシを見分けるには
花のすぐ下を見ると判ります。
小さな葉が一枚付いているのが、コブシです。


 
【見上げると・・・】
 
シデコブシは、この地方の春を告げる花として知られています。
この地方と言うのは、愛知県、岐阜県、三重県の一部のことです。
自生地はとても限られていて、私の住む地方にのみ多く花が咲く落葉小高木です。
近年の開発によりその自生地はどんどん少なくなり
絶滅危惧II類の絶滅危惧種とされています。

古代植物の生き残りといわれ
『生きている化石』とも呼ばれます。

写真は、公園に植えられた園芸用のもので
自生のものとは、少し違うようにも思えます。
自生の「シデコブシ」も見に行きたくなりました。

この地方では、このシデコブシを守る会が
活動を続けています。
なくなりつつある自然を大切に守って
いきたいものです。






            今日の庭から              

雪柳/ユキヤナギの花が満開になりました。



少し離れたところから見ると、本当に雪が積もった柳のように見えます。




今日もありがとう~♪