世界中の人々に愛され続けているバラ。
ご近所の其々のお宅にも、色とりどりの薔薇が見頃を迎えています。
『ダ・ヴィンチ・コード』のベストセラーと映画の大ヒットを経て
現在、その前身である『天使と悪魔』が公開されています。
この公開を記念してテレビで放送された映画『ダ・ヴィンチ・コード』を観ました。
これで、三度目になります。
小説や映画の中にもよく出てくるバラの花。
この『ダ・ヴィンチ・コード』の中にも重要な役割を持つキーワードとして使われています。
【花弁の縁がピンクの可愛いバラ】 | 古代から繁栄と愛の象徴とされ、特別な存在として 扱われてきたバラ。 ギリシャ神話では、愛と美の女神アフロディーテが海から 誕生した時に大地が同等の美しいものとしてバラの花を 作ったと言われているそうです。 また、この時代には愛と喜びと美と純潔の象徴である ビーナスの花とされ、結婚式の花嫁のブーケとして 使われるようになったといわれています。 ローマでは一輪の白いバラを天井に吊るし、その下でした話は 一切秘密にし、約束を守る習慣があったそうです。 「バラのの下で」と言う言葉が「秘密に」と言う意味になって 残っているそうです。 |
この映画の中でも、バラの紋章の下には誰にも言ってはならない重大な「秘密」が隠されています。
この他にも、この映画のタイトル通り「レオナルド・ダ・ヴィンチ」をキーワドとして
次から次へと謎が解き明かされていきます。
【雨に濡れた白いバラ】
原作者のダン・ブラウンという人は、父は数学者、母は宗教音楽家。
12歳年上の奥様は、美術史研究家であり画家そして
全米ソングライター協会の芸術開発部門元責任者だそうで
彼の才能を見出し支え続ける右腕的存在なのだという。
数学と宗教、美術史をシェイカーにいれて出来上がったカクテルのような小説。
ダン・ブラウンを世界的なベストセラー作家に押し上げた
『ダ・ヴィンチ・コード』は、この映画によって人気に拍車がかかり
モデルとなった実際の地を訪れる人が絶えないという現象も引き起こしました。
事実に基づいたフィクションは、最後のページを閉じるまで眠ることが出来ないほど夢中にさせてくれました。
【近所に住むおじ様が丹精込めて育てておられる黄色のバラ】
自由に自分の作品を創造することの出来なかった時代に
自分の思想を作品の中にこっそり隠していたとしても不思議ではありません。
わかる人にはわかってもらえる主張
そこにはいくつものキーワードがあるのですね。
そして、本当にわかっている事実を公表すると大変なことになるからと
意識して、フィクションに置き換えられている部分もあるのだとか。
「バラの下で」語らった人たちだけしか知らない秘密が
まだあるのかと思うとわくわくしてなりません。
『ダ・ヴィンチ・コード』フォトギャラリー
・・・今夜、バラの下で私とお話しませんか?・・・(笑)
今日の本棚 から
『迷宮美術館』 | |
NHK「迷宮美術館」HP 「迷宮美術館」は 「美術はちょっと・・・」と 敬遠しているあなたに、その不思議で 豊かな世界を楽しんでいただく エンターテインメント番組を まとめた本です。 こんな本が好きな私にとって 『ダ・ヴィンチ・コード』は たまらない映画でした。 | 【最後の晩餐が、かくもドラマチックに描かれたわけ】 【モナリザに隠された、ダ・ヴィンチ・の真実に迫る】 |
・・・楽しみにしていた『天使と悪魔』の映画鑑賞は、新型インフルエンザの影響で
暫くお預けになりそうです。(泣)・・・
今日もお付き合いくださってありがとう~!