ブルースリャンは、70年代はじめ、ある映画ではじめて武術指導という役目をつとめることになります。
ちょっと、その前に先日の『達摩五形拳』ですが、その方面に詳しい方々からメールをもらいまして詳細不明でした『達摩五形拳』の詳細が判明しました!(メールを送って頂いた皆様。どうもありがとうございました。)
結論としては、ブルースリャンは出演していないという事。そして『達摩鐵指功』とは一応別映画であるということです。
これらの貴重な情報はすべてデータベース上に登録、蓄積させておきたいと思います。(これが皆さんのための共有資源になりますので。)英語版のトレジャーオブブルースリーも海外ショップなどで是非購入してみたいと思います。(まだ買えるかな?)
ではここから本題に。ブルースがはじめて武術指導をした作品とは何か?陳星vs倉田の『餓虎狂龍』?それともパイ・インの『黄色殺手』? いえいえ違うんです。
ブルースリャンにもこの時期はこの会社というその時々の遷移、移り変わりというものがあると思うのですが、呉思遠の目に止まる前、つまり邵氏での作品が最初であるはずですよね。武術指導をするからには、まして邵氏のような大会社であれば必ずクレジットされると思います。
私の考えでは72年の『林冲夜奔』がそうではないかと。72年といっても実際は72年の早い段階で撮影してますのでこの『林冲夜奔』の武術指導が最も早いという考えです。
これがおそらく初のクレジット
この映画の冒頭で、ルイス・ファンのお父様ファン・メイサン(水滸伝で有名な魯智深の役)が大暴れして目立ってますが、その場面で見せるリャンのとても地味〜な出演場面です。
一番右:リャン
表情もぽか〜んとしてどっかに行っちゃっているような感じです(笑)。空手のチャンピオンなのにね。
いやいや、でもこのリャンが魅せるギャップが最高ではないですか。実力を隠して、武術指導は叔父さんと共同作業、おまけに出演まで。(で、そのうち呉思遠の目に止まる)
面白いのでリャンについてもう少し続きますが、最近続いているネタであります香港カンフースター濃い人物編。つぎに登場する濃いスターはやはり陳星がいいですかね(爆。