こんにちは、醒龍です。
先日の雑誌があまりにも衝撃的で興奮が収まらない管理人であります(笑)
さて、以前書きましたこちら
https://blog.goo.ne.jp/leecoo/e/50621539e271d2f53e9b677da52dca61
七十年代倉田作品のすべて
なのですが、実は以前から詳細不明で気になっていた作品が一本ありまして。
(そのご紹介記事となります)
まだ73年の記事掲載時は『一拳一塊』となっており、”錢“が無かったんですけど、のちに『一拳一塊錢』と改題された映画の事でした。
やっと今回、雑誌記事により確認できたんですけど、やっぱり倉田先生出演は間違いでは無かったんですね!(ホッ)
主演は、董力(トンリー)。

董力が出演してました「少林寺秘伝拳」が懐かしい!
董力と言いますと、井上順の事を思い出してしまう私ですが、アレが見たくなりますね。
『黑店』など、ショウブラ時代を終えた時、誤解されることが多かった康華という芸名をやめて、一旦もとの董姓(董永立)に戻したんだそうです。
一塊錢って、蔣中山の肖像のコインの事なんですよね。つまりワンパンチが1ドル。
試合での一撃が意味を持つようなボクシング映画なのかと思いきや、2002年の邦画、『AIKI』(あいき)のような、青春映画かとも思います、ハイ。あ、ロッキー以前の元祖ロッキーかな?
で、ストーリーの概要は・・・
ウェイターをやっててボクサーになるつもりがなかった若者が、新たなボクシングチャンプになるまでを描いており、母親を養うため苦難に耐え、現チャンピオンから練習でパンチを受けるたびに1ドルを受け取り、1日に数十ドルを稼いでいた。その後、紆余曲折を経て、火災で壊滅したスラム街の再建するため、巨額の資金が必要になった主人公。恋人の励ましにより、彼はチャンブに挑戦することを決意。すると、彼は・・・。
とまぁ、こんな感じでしょうか。

董力のお相手役は、ジャッキーの奥様でした(♡)
当時、台湾で活躍されてた監督の林福地って、ジュディさんの「カンフーコップ」の監督さん。
倉田先生とは個人的に親交があったそうで、忙しいスケジュールの合間を縫ってこの映画にゲスト出演したんだそうです。

先生の出演シーンが、本編見れないので謎ですけど、もしかしたら雰囲気的にグローブをはめた(右側の人物)が倉田先生かも知れないですね。
まぁしかし、なぜこの作品だけが詳細分からずに埋もれてしまったのかまったく不思議ですね。
いつの日か、この映画が観られる事を期待して。。
という訳で、今回は倉田先生の台湾時代の隠れた作品のご紹介でした。
そういえば昨年、新宿武蔵野館で倉田先生の帰って来たドラゴン新刊本が出たって事で購入しました。
あれっ??これって中身が(先生〜!!)