
74年に劇場公開された東映の「カラテ愚連隊」と同時上映された「電光!飛竜拳」が「七省拳王」で、トニー・リュウ(劉永)主演、午馬監督のシリアス・カンフー映画です。(CSでの邦題は「炎の満州拳」でした。)
コメディ作品も好きですが、まだ「蛇拳」のようなジャンルが登場する以前の作品ですのでシリアスであるのはごく普通のことだったのではないでしょうか。
シリアスはシリアスでもこれは何か光るものを感じさせる映画に仕上がっていると思います。ストレートな作品も容易い午馬の監督としての力量がこれで分かると言っても過言ではないでしょう。午馬は70年代初めから監督をしていたようです。監督としてはあまり知られていないと思いますが、この「七省拳王」では主役の演技を上手く引き出してとにかく主役の魅力アップには貢献していると思っています。
この主役を演じるのが、ブルース・リーの「唐山大兄」にも出演していたトニー・リュウ(劉永)で、この映画で主演するようになったそうです。
この劉永は顔立ちがしっかりとして、俗に言うイケメン俳優ではなかったかと。雪の韓国でマフラー姿をしている彼はヨン様というよりリュウ様と言ったところでしょうか。
ティ・ロンの奥様エミー・タオ(陶敏明)がお相手役。(画像は、お二人のツーショット写真)
鍋に入った高熱の砂に手のひらを突っ込んで鍛える鉄砂掌は顧汝章が得意とした少林七十二芸の一つ。(又名、黒砂手)。冒頭でこの強烈なシーンが出てきますが、最後にはそんなことも忘れてしまいます。
ストーリーは単純ですので、光るもの(主演のトニー)を売り出そうとしたということになるのでしょう。(嘉禾で韓国撮影となると常連の金珠がボス)当時カップルで観ればヒットと言える作品でした。
※JoySalesより「七省拳王」VCDが発売中です。
コメディ作品も好きですが、まだ「蛇拳」のようなジャンルが登場する以前の作品ですのでシリアスであるのはごく普通のことだったのではないでしょうか。
シリアスはシリアスでもこれは何か光るものを感じさせる映画に仕上がっていると思います。ストレートな作品も容易い午馬の監督としての力量がこれで分かると言っても過言ではないでしょう。午馬は70年代初めから監督をしていたようです。監督としてはあまり知られていないと思いますが、この「七省拳王」では主役の演技を上手く引き出してとにかく主役の魅力アップには貢献していると思っています。
この主役を演じるのが、ブルース・リーの「唐山大兄」にも出演していたトニー・リュウ(劉永)で、この映画で主演するようになったそうです。
この劉永は顔立ちがしっかりとして、俗に言うイケメン俳優ではなかったかと。雪の韓国でマフラー姿をしている彼はヨン様というよりリュウ様と言ったところでしょうか。
ティ・ロンの奥様エミー・タオ(陶敏明)がお相手役。(画像は、お二人のツーショット写真)
鍋に入った高熱の砂に手のひらを突っ込んで鍛える鉄砂掌は顧汝章が得意とした少林七十二芸の一つ。(又名、黒砂手)。冒頭でこの強烈なシーンが出てきますが、最後にはそんなことも忘れてしまいます。
ストーリーは単純ですので、光るもの(主演のトニー)を売り出そうとしたということになるのでしょう。(嘉禾で韓国撮影となると常連の金珠がボス)当時カップルで観ればヒットと言える作品でした。
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以前atocさんのとこの掲示板でお話した事があるものです。
この映画は劉永が顧汝章の若い頃演じた映画のようです。確かにこの当時は劉永を売り出していたようですし当時の雑誌の記事では劉永を「前途無可限量」と評していました。でも、劉永はハーベストからショウブラに移籍して正解だったんですかね?
なるほど、そういうお話だったんですね。
あまり顧汝章について知られていないですし、
この映画のシナリオには興味がありますね。
劉永は相当な本数ショウブラで活躍している
みたいですね。
そういう意味では良かったのかも・・。