電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

梁小龍のフィルモグラフィー研究

2011-08-07 00:00:00 | その他・研究

ブルース・リャンのフィルモグラフィーを研究してみると、
武侠片エキストラ(70~71)
武術指導&端役時代(72~73)
「帰ってきたドラゴン」以降の倉田保昭とともに歩んだスター時代(74~76)
思遠影業以降のカンフー作品出演時代(77~83)
ホラー作品出演時代(80年代後半)
カンフーハッスル以降(2000年代)
現在に至る

例えば大きくこんな感じの分類が出来ますね。

但し空白の時期があって、その時はテレビの方の仕事をしていたり
90年代など、どうしていたのか不明な長期のブランクがあったりします。
ブルース・リャンのクラスになると出演作品総数も50本を超え、
整理するのはかなり大変ですね。

こちらのウィキペディアによれば、ブルース・リャンは1948年4月8日生まれ。本名:梁財生。
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%81%E5%B0%8F%E9%BE%8D
(通説では武術指導家として邵氏に入ったと言われている。ここではその記述は見られない。また、69年には空手選手権でチャンピオンになっているらしい。)

彼のデビュー作を是非とも知りたいのですが、毎度のことながら公称のデビュー作もハッキリしませんので非公式に一番古い出演作品を探し出さなければならなくなってしまっているのが難点というか、そもそもプロフィ-ルが曖昧ですね。

60年代の武侠片が見当たらないが、梁小松の動きを追っていけば見つかる可能性もあるでしょうね。(もしかしたら『天劍絶刀』(67)あたりがそうなのかも知れない)

上記のサイトでとりあえず筆頭に挙がるのが、70年の『斷魂刀』と『神劍游龍』
となっており、『神劍游龍』をまずは確認してみる。

うーん、これは確認できないな。
(でも収穫はコレ) 

 『神劍游龍』右端にいるのはサモハン?

いまのところ邵氏の『鍾馗娘子』(70)が確認済みですが、これが最古の作品となるのではないでしょうか。(『鍾馗娘子』は70年のはじめ頃より製作)
シーズーに斬りかかる梁小龍

つづく

 

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ブルース・リャンとラリー・リーの共通項

2011-08-06 00:00:00 | その他・研究

ブルース・リャンとラリー・リーは『黒帯空手道』の他に同じ映画で共演したことがあるのでしょうか?

正解は思い浮かばなくてNoだと思ったらYesでした。。。

早速kungfu‐sionシステムでチェックしてみましょう。

結果はこちら。

未公開ばかりですが、『黒帯空手道』と併せて4本のカンフー作品がヒットしました。いまのところは(爆)。

見たことない作品ばかりですが、共演した時期はある期間に集中しているようです。この時期(実質1年くらい?)だけ一緒に仕事をしていた様に見える。しかも会社はバラバラで(笑)。

単なる偶然なのか、気が合つてしまってしばらく共演して一年後にまた分かれたのか、ホントのところどうしてなのか気になりますが、実際に2人の様子を確かめてみたくなります。

当サークルの巨大ストレージに眠るファイルをサーチしてみると幸運にもすべて見つかりました。残念ながらオンラインじゃありませんが(涙)、瞬時に再生できるので超便利です。(見たいものがすぐに再生できると便利だと思います)

まず興味をひくのが『過江龍獨闖虎穴』(78)ですが
ノラミャオが77年頃にかかわったということでどうしても『蛇鶴八拳』と比較してしまうが、これはアクションシーンがあって良かった(笑)。まったくアクションなしのもあるからね。

 ほらこの通り。


ラリー氏は空手じゃありませんけど(髪型がやっぱり『黒帯空手道』のときに似てますね)

  ノラさんとのツーショット
残念ながらリャンはやられちゃうんですが。

つぎの『黄飛鴻四大弟子』(77)です。これが一番古く多少地味ですが、ただの映画でないところがさすがのブルースリャンですね。
林世栄ということでお約束の肉屋が登場。
 必ず肉屋なんだよね(笑


ラリー氏のカンフーは赤いトンファーなんかも使ってなかなかのカンフーアクションを披露。
 トンファーが冴える!!

これは、ぜいたくな絵ですね(笑)。

黄飛鴻4大弟子の面々。これなら最強か!?

参考までに、劉家勇が77年と比較的早い時期に洪拳道場の門下生として登場してます。これも見逃せないポイントですね。


最後の『廣東十虎』は78年後半の作品だけあってなかなかのクオリティで
リャンが蹴って蹴って蹴りまくる気分爽快の楽しい作品です!
監督は『黄飛鴻四大弟子』に引き続き魏海峰でブルースリャン主演でもう1本撮ってたんですね。(出演者も近いものがあります。)
時代劇カンフーでちょっとカツラがアレですが(笑)、前作と随分イメージが変わってます。

広東十虎の一人である蘇乞兒役の韓國材が酔拳を見せてました。

 この時期、ホント酔拳が流行っていました!

次回はブルース・リャン周辺に注目してみようかなと思います。

 

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黒帯空手道

2011-08-04 00:00:00 | 未整理

1977年 監督:孫亞夫

ビリーチョンのフィルモを見ていると、最初の作品が『黒帯空手道』になっています。ロケ先は香港らしくないのでインドネシアとか東南アジアちっくなにおいがします。
一応、主演がまたまた登場のラリー・リーさん。
この映画はラリー氏に空手、空手、空手のイメージがいやでもついてしまう映画だと思います。しっかり香港の会社で製作されているようですが、詳細は不明であることが多く監督もクラッシュdvdを見て初めて知りました。ラリーさんが赤バックで空手の演舞してます。
武術指導に注目してみると、なんとラリーさんの他にブルース・リャンが名を連ねてました。
(ラリーさんとブルースリャンか。なかなかこの組み合わせも面白いではないですか。)他にどんな作品で共演しているかデータ整備が完了したら検索してみようと思います。

右がビリー・チョン

Willy Dozanのウィキペディア(参考)
http://id.wikipedia.org/wiki/Willy_Dozan
こちらではKarate Sabuk Hitamのタイトルになっています。

肝心のビリーチョンは荘泉利の名が無くノンクレジットなのかなと思っていたのですが、『黒帯空手道』には、ビリーの役が大きかった『猴拳大決鬥』と共通する2人の名前があることに気付きます。

李大衛(David Lee) と葉千一(Tsengyi Yip)のどちらかがビリーチョンの別名であるのかも知れないですね。(もしかして李大衛の方かな?)

なぜこの映画に出ることになったのか分かりませんが、荘泉利を名乗る以前の出演作であると思われますね。アクションもまだ少なくあまり活躍していませんがしっかり出演だけはしている初期の作品になるのでしょうね。

にこやかなお二人さん

ブルースリャンもチラッと登場しますが、ラリーさん大活躍の映画になっています。

インドネシアの華僑・羅烈
なかなか面白い映画だと思います。

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コメント (2)
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コラボ検索画面

2011-08-01 00:00:00 | データベース

今回の画面はコラボ検索画面です。

普通の検索画面と違うのは、俳優(=人名)を複数指定してどの映画に関連があるか検索できることです。

俳優ボタンを押して検索したい人物を選んで、監督とか武術指導とか出演者であるか等の役目(役割と呼んでいます)を選んで検索すると作品名が表示されます。

1人だけ選べばその人のフィルモグラフィーになり得ます。

例えば、ビリー・チョンを選んでみましょう。

こんな感じで10本の作品が出てきます。

この並び順にも少し工夫を凝らして同じ年度でも早く作られたものであれば、先に表示されるように工夫してあります。

今回ビリーチョンはチェン・カンタイの映画に出ていることが分かりました。

『猴拳大決鬥』(78)より

2人の場合は、1人目にビリーチョンを、2人目に監督としてホア・イーホン(華一泓)を選んでみましょう。

すると、2人に共通する映画がピックアップされます。

ここでは『奇招』『猪仔血涙』『烏龍天師招積鬼』の3本がヒットしました。

こんな感じでデータを積み重ねていけば、「この映画に出ていたAさんが他に出演した映画はなんだろう?」「このBさんとCさんが共演した映画はなんだろう?」等、ふと思いついた情報などを簡単に調べることができるでしょう。

 

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