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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

くるみ割り人形

2014年12月15日 | つれづれ

「くるみ割り人形」という言葉を聞かれたことはあると思いますが、それを実際に見たことはおありですか?わたしはその言葉を聞くことはありましたが、人形を見たことはありませんでした。

それまで、「くるみ割り人形」というとチャイコフスキーのバレエ音楽と、そのバレエ作品位しか思い浮かばなかったですね~。

平成22年の秋に夫とドイツを旅した時に、ローテンブルグのクリスマスグッズ専門店「ケーテ・ウォルファルト」(このお店のことは昨年12月の記事にも載せています)で「くるみ割り人形」が数多く売られているのを見ました。これが「くるみ割り人形かぁ~」って感じでしたね(^-^)。それでその一つを買い求めました。
<くるみ割り人形>

説明書によると、「くるみ割り人形」は人形の形をした、くるみを割る道具とのことで、ドイツの代表的クリスマスの装飾品であり、伝統工芸品なのだそうです。

その形は上の写真の様に木製の直立した人形で、写真ではよくわかりませんが、口を開閉させてクルミをかませ、背中に付いているレバーを押し下げることでくるみを割る仕組みになっています(装飾品なので実際には固いクルミを割ることはできないようですが)。

写真の私が買い求めた人形のモデルは憲兵さんですが、そうした頭の上がらない相手に、固いクルミを口で割る苦役をやらせるという、庶民のうっぷん晴らしのような意図があって生まれた工芸品だと言われているのだとか。

そういえば、この憲兵さんの顔、クルミ割りの苦役をやらされて何とも言えない表情をしていますね~(^-^)

ドイツのクリスマスマーケットでは、高さ数メートルの巨大な「くるみ割り人形」が飾られることがよくあるそうで、このことからも、この人形は国民に親しまれ愛されているクリスマスの装飾品であることがよくわかりますね。

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