ライオンミドリ la cantine du lionmidori

気の利いたつまみ、おいしいナチュラルワイン、ちょっと珍しいお酒、幸せなチーズ、明日も頑張れる気持ちになるデザート。

4月15日より、営業時間の変更のお知らせ

2018-03-28 15:09:33 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内
4月15日(日)より、営業時間を変更する事となりましたのでお知らせいたします。


4月15日(日)より

月・水・木・金・土曜日
16:30~23:30
日曜日
14:30~23:30

となります。
定休日はこれまで通り火曜日です。


4月14日(土)まではこれまで通り

月・水・木・金・土曜日
18:30~24:30
日曜日
12:00~15:00(L.O14:30)
18:00~24:00

となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


突然のお知らせとなってしまい、申し訳ございません。
ご予定を立てていらっしゃった方には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、、
ご理解頂きますようお願い申し上げます。

詳細はまた後日、こちらにてアップさせて頂きます。

皆様、これからもライオンミドリをどうぞよろしくお願いいたします。

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しあわせなチーズを選ぶとき。

2018-03-20 11:20:32 | しあわせなチーズ
チーズを選ぶ時、いつも頭をよぎるものがあります。
30代、何度も足を運んで廻った、フランス、イタリアのチーズ屋さんです。

日本では考えられない種類のチーズがバーーン!と惜しみなく並んだそのお店は、素敵な生活の匂いがプンプン、色んな人が入れ替わり立ち代わり思い思いにチーズを買って行きます。
とにかく何種類も食べたいので、「このくらいずつを、これと、これと、これと、これ、お願いします。」と50gずつくらい買おうとすると、毎日の食卓に並ぶチーズをこんなちびちびと買う人などいるわけもなく、あからさまに「は?これっぽっち?」という顔をされましたが、本気度が伝わったのか、結局色々な種類をタダで味見させてもらったりました。

そしてそれらは信じられないくらいおいしかった。

バカンスで行ったフィレンツェでは、なんと市場のチーズ屋のおばちゃんの家に招待された事もありました。
イタリアもやはりものすごい種類のチーズがあります。
僕が行ったお店は一見、いわゆる「市場のおばちゃんらしいおばちゃん」がやっているお店。
しかしながらさりげなくプロユースのお店で、雑誌で見たことのあるシェフも頻繁に出入りしていたりする、料理人心をくすぐるなんともかっこいいチーズ屋さんです。
食べたいチーズが山のようにあったので、「ちょっとずつ味見させてもらえない?もちろんお金は払うから。」とおばちゃんと交渉し、市場で数日間うろうろしながら楽しんでいたら、「変な日本人がいる」とちょっと噂になったらしく、市場のおばちゃん達に声をかけてもらうようになり、しまいにはチーズ屋のおばちゃんの家にまであがらせてもらってしまいました。
そしてそこで、様々なチーズ料理をごちそうさせてもらい、奇跡のような時間をすごしました。

何でこんなにおいしいんだろう、日本で食べるのと何でこんなに違う?
そこで感じたのは、その地でとれた新鮮な食材で、そこで地道に育まれた技術で、そこで生きている人のために作られたものには、命が宿り、ちゃんと光を放っているんだなぁという事です。

日本で手に入るチーズは数も種類も本当に限られていると感じています。
ヨーロッパのチーズが僕の店まで届くには、様々なストレスにさらされながら長い旅を経てこなければなりません。
温度管理、空輸による気圧などの様々な環境の変化、日本(さらには沖縄の)特有の湿度。
きちんと作られたチーズほどストレスには弱いというのが現状で、熱意を持って作っている作り手さんほど外には出したがらないという事もあります。
なので、それは仕方のない事なのだと思います。

しかし、その中でもいい作り手さんを探して、徹底した管理を責任を持って行ってくれる、信頼できるインポーターさんを僕なりに一生懸命探しています。
あのチーズをそのまま、と考えるのは傲慢な事だとさえ感じていますが、作り手さんの熱い思いをできるだけ薄めずに日本に届けようと、いい大人達が必死になってそれぞれのプロの仕事をしている、そんな愛に支えられたチーズ達を選んでいるつもりです。

こうして選んだチーズはやはり高価なものになってしまいますが、ぜひ皆さんに召し上がって頂きたいと思っています。
なんと言いましょうか…我ながらほとんど原価です(笑)!

僕が見た、あの生活に溶け込んだチーズを売る人々の素朴な眼差しと、ヨーロッパの優しい日差しの中に映る素晴らしい風景、少しでも感じて頂ければ幸いでございます。


チーズのメニューもまた、後日アップさせて頂きます。




本文と関係のない写真。
シャンパーニュ地方からパリに戻るバスの中で見た、教会の傍らに建つ石像です。
夕闇の中にたたずむ姿、素晴らしい景色でした。


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しあわせなチーズ / リキュールを使って熟成させたゴルゴンゾーラチーズ

2018-03-19 13:57:32 | しあわせなチーズ
「アマレット・ブルー」という珍しいチーズが入荷しました!

世界3大ブルーチーズの1つ、イタリアの「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」を

アマレットというアーモンドに似た香りのする甘くほろ苦いイタリアのリキュールを使って

フランス人のチーズ熟成士さんが香り豊かに熟成させた、食べると口の中がとろけるようなチーズです。

独特の風味のせいで、好き嫌いの好みの違いがはっきり出るブルーチーズですが

アマレットの持つアーモンドのような香りと甘味がブルーチーズの味わいをまろやかにしてくれています。

アマレット・ブルー ¥600-

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日の内容とは関係の無いパリの写真は

パリ市庁舎の裏手に鎮座しているちょっと気取っているライオン君です。

どことなくですが、ミドリ色をしています。


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3月18日、日曜日のランチメニューです。

2018-03-17 11:29:01 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内
先月末より、ランチ営業を再開しております!

明日、3月18日のランチセットです。


① 本気で作る!ナポリタン      ¥1080―

② 玄米のクリームリゾットと野菜のデリのプレート  ¥1080-


それぞれに、有機野菜のポタージュと、飲み物が付きます。

飲み物は、冷たい加賀棒茶か、あたたかいコーヒーです。



リクエストの声が多く、ナポランチ復活しました。

1人で全ての作業を行っている為、一度に何種類ものパスタの提供が難しく、

一種類のみになってしまいますが、本気で作ります!



もちろん、「昼飲み」もOKです!!

昼飲みされる方は通常のメニューも注文可ですので

グラスワインとお好みのつまみで昼飲みも楽しめます!

昼の営業時間は12時から開始で14時ラストオーダー、15時にクローズとなります。

皆様のご来店、お待ちしております!


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「Plat du jour プラデュジュール」 を始めました。

2018-03-12 15:13:39 | ライオンミドリからのお知らせ/ご案内
Plat du jourは、「本日の一皿」を意味するフランス語です。

ライオンミドリのおつまみはフランス料理をもとに、フランス料理の技法を取り入れて、一つ一つ丁寧にお作りしています。
いわゆる「フランス料理」というより、「フランスの、料理」というとお伝えできるでしょうか。
ナイフとフォークでかしこまって、というよりも、フランスの家庭でよく食べられている素朴な料理。
それらをきちんとした技術でもって皆様にお届けできたらと常々考えております。


「一皿全部で完成、ということ」

「Plat du jour 本日の一皿」は一皿をまるごと楽しんで頂くためにお作りしました。

一つお話させて頂きますと、例えば魚がメインの一皿の場合、前もって決めていた魚、というよりは、その日僕と目が合った魚、がメインになります。
前回おいしかった魚も、その次も同じようにいいものとは限らないからです。

メインが魚の場合、魚の種類や調理法にもよりますが、よく、ソースがあしらわれます。
フランス料理ではそのソースを作る場合、その魚の骨や頭でだしをとります。
そのだしを「フィメドポワソン」と言います。現場では「フィメ」と呼ばれ、このフィメの状態を見て、
どのようなソースにするかを考えます。

そして、お魚の下にはよく何か土台になるものがあしらわれていますね。
これは特に名前はなく・・・
僕は「下にしくやつ」と言っています。(笑)

ソースをかけると、当然この「下にしくやつ」にもソースがかかります。
フランス料理では、その相性も楽しみのひとつ、メインとソースの相性だけではなく、下にしくやつやその他の付け合せ、無造作に添えられたハーブでさえもこの一皿を作る大事な要素の一つと考えます。

いつもいつも、僕はこの計算式のようなものを頭の中に描いて仕事をしています。
それゆえ前もって写真でアップしたり、一皿の内容を告知したりできなかったり、皆様にはとても申し訳なく思っております。

また、一切れ一切れの魚の状態によって途中でソースが変わったりと、提供するまでに時間がかかりお客様にご迷惑をおかけする事もあり、しかしながら一人で全ての作業を行っている為ご説明する機会もなかなかなく、とても心苦しく思っておりますが、とりあえず召し上がって頂けたら、お伝えできるんじゃないか、伝わってほしい、と思って、この「本日の一皿」をお作りする事にいたしました。

ぜひ、「Plat du jour 本日の一皿」、お楽しみ下さいませ。

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