ワインの産地として超名高いフランス・ボルドーですが、ビオワインに関しては造り手の少ない地域ではあります。
そんなボルドーで、3世代に渡りビオワインを造り続ける、小さいけれど本当に真っ当なシャトーの紹介です。
シャトー・ド・プラドの3代目当主のベルナール・フルニエ氏は、畑仕事が大好きな頑固で素朴なお爺さんです。
無農薬農法の天敵である葡萄の病気に対しても、「毎日欠かさず畑の葡萄の状態をチェックして、
適切な対処をしているので何も怖くない」と⾃信をもって⾔い切ります。
ベルナール爺さんのワイン造りの基本は「まずは⼟を耕すこと」と「⾃分の畑の特性をじっくり時間をかけて知ること」が大事で
「とにかく良い環境で育ったブドウがあれば、何も⼿を加える必要はない」だそうです。
シャトー・ド・プラドのワインは、ベルナール爺さんの人柄そのものの実直な味わいです。
爺さんの実直武勇伝のひとつに、
2013 年は8月に降った雹でブドウが全滅したためシャトー・ド・プラドはワインが 1 本も造れませんでした。
その分の収入が全く無くなってしまうため、通常ですと翌年から数年間はワインの出荷価格を値上げせざる負えなくなりますが、
「ワインはデイリーな物」がポリシーのベルナール爺さんは、「毎年楽しみにワインを買ってくれる人に負担をかけるわけにはいかない」
として価格はその後も据え置きでした。_(_^_)_
フルニエ家3世代に渡り健全な土壌を守ってきた畑には、
生息の条件として、土壌が汚染されていないこと が必須の野生のネギが自生しています。
爺さんと自慢の畑と野生のネギです。 ↓ ↓ ↓
爺さんの冬の楽しみは、このネギをオーブンでとろとろになるまで焼いて
ワインと一緒に食べることだそうです ( ^)o(^ )
・シャトー・ド・プラド/エルヴェ・アン・フュ・ド・シェーヌ(樽熟)2016 ¥5400