以前にアップさせて頂きましたが、補足として、再度投稿させて頂きます。
トマトについて、ちょっと。
有機トマトのポタージュは、いつもお世話になっている東京の八百屋さんに送ってもらっているトマトを使っています。
発注する時には、サラダなど火を入れずに調理する用に甘みがあるもの、トマトソースなど加熱する用に酸味がしっかりあって火を入れた時にいい感じの甘さになってくれるものをそれぞれお願いして送ってもらいます。
この有機トマトのポタージュには加熱用の酸味があるものを使っています。
スペインのガスパチョのようなものですと生食用のものがいいのですが、ライオンミドリのポタージュはある程度火を入れて、トマトの臭みをとるような手法で作っています。
「この手のスープが大好きであちこちで頂くんです。」
というお客様から、
「このフレッシュ感、なのにあのトマト臭さがない!ギリギリの火の入れどころですね!」
とおっしゃって下さった方がいて、まさに、その通りです、そういう仕事をコツコツやっています、ありがとうございまーす!!
とても幸せな一日になりました。
この一杯ができるのも、たくさんのプロがきっちり自分の仕事をしてくれたからこそ。
このトマトを送って下さった八百屋さん。
夏場、東京から沖縄に野菜を送るとなると、当然「チルドで送らなきゃ!」となりますよね。
そうお願いすると、
「いや~、チルドにしちゃうと白いままになっちゃってうまく追熟が進まないんだよー。沖縄までね、大丈夫、そっちにつく頃においしくなるように選んで送るからさ、常温でね!」
とおっしゃって、ちょっとだけ恐る恐る箱を開けたら・・・
完璧なトマトが並んでいました。
頭の下がる思い、こういう方々がいるからこそ、背筋を伸ばして今日もライオンミドリの一皿を作っていかなければと思えます。
このトマトは、この八百屋さんが契約している北海道の農家さんが作っているのですが、残念ながら先日の台風のため再入荷の目処がまだ経っておりませんが、また再入荷でき次第、こちらでご報告させて頂きます!