ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

坂本司『ショートケーキ。』

2023-01-28 21:50:09 | 本と雑誌
今日読み終った本は坂本司『ショートケーキ。』である。
私の好きな連作短編であり、食べ物系の小説だ。
プラス、ハートウォーミングなので相当に好きな作品である。
子どもの頃に憧れたホールケーキ独り占めは
いまだに実行していない夢である。
メロン丸ごと一個食いと並ぶ憧れであったけど
大人になると、憧れを実行できるようになるはずであるが
憧れという思いは縮小してしまったようである。
私が社会人になって初めて親に買ったものがショートケーキだった。
確かにケーキと言えばショートケーキを思い浮かべるのである。
子供の頃のケーキと言えば
特別な行事の時しか食べらる事が出来ない貴重な物であった。
ま、大人になったので、いつでも食べられるんだけど、
なかなか食べる事が出来ないという事は幸せな事だと思うのだ。
いま、どうしても食べてみたいってものあるかなぁ?
自分に投げかけてみたけど
物そのものより、食べる場面の雰囲気の方が大事かなぁ。
美味い物は美味しい雰囲気の中で食べるものだと思う。