今日読み終った本は柚木麻子『チョウセンアサガオの咲く夏』
柚木麻子が続いた。
今回は11篇の若干ダークな短編作品集である。
ダークだけど心に染み入る作品でもあった。
『ついでにジェントルメン』よりもシリアスだった。
検事の佐方貞人シリーズの増田事務官が主人公だったり
柚木ファンとしては良かったなぁと思うのだ。
連作短編集が好きな理由は脇役の人が
別の短編の中では主役であったり、その逆であったり
色々な面が観られて、その登場人物について
より知る事により愛着みたいなものが感じるのだ。
実際の世界でも仕事の時しか知らない人でも
お酒を飲んだりして、打ち解けるのに似ているかも。
まぁ、最近は飲み機会が減ったから
そういうコミュニケーションは大切だなぁと思った。