トイレはコード・ブラック

10月になってからフロアの人間の数が増えたようである。
スキがないくらいに埋まっている状態だ。
トイレの個室は常に閉まりっぱなしなのは昔からだけど
小用のトイレいわゆるチューリップにも
待ち行列が出来るようになった。
トイレのドアはひっきりなしに開け閉めされているから
少しギィギィ言い出している。
落ち着きがないのである。
海外の医療ドラマの題名みたいに『コード・ブラック』状態である。
（患者数が救急処置室（ER）の許容量を超える緊急事態）

人が増えるとモラルが悪くなってくる。
狭い通路で長い立ち話をする人が目立つ。
遠回りをしても良いんだけど
わざとらしく、邪魔である事を気づかせるために待ったりする。
意味のない声高な笑い声が聞こえる。
同業他社の人が沢山居る公共の作業場である事の理解が出来ていないようだ。
仕事が出来ない奴は、すぐ切られる職場なので
すぐに居なくなると思うんだけど迷惑な話である。
意味のない声高な笑い声の奴に限って仕事が出来ない奴しか
見た事がない。
周りの状況を判断出来ないのだから、当然の結果である。
あと、会議の最中に意見を言わない奴は
結局、会議の内容を理解していないだけで
慎重に物事を考えている事はないのである。
長い経験で色々な事が判るのである。

カサブタをとった。
血は出なかったけど、突っ張った状態である。
染みるんだろうね。