本当のヤクザ(嘘のヤクザっていうのもないかもしれませんが)が、凄みがあります。
肝臓癌で、毎日注射に通ってくるTさんがいました。
何が凄いって、刺青です。
色も柄も芸術的でした。
今時いません。
「血管が見えませんよ~~」
「大丈夫だよ あるよ」
「じゃあ、ここら辺で・・・・・」
アルコールの綿で拭いたら色が落ちないかしら?
なんてあほなことを言ったり・・・・・・・・。
その方が別の病院n入院中で、あと1週間くらいの状態だと聞かされました。
いつも一緒にくる方が、
「Tさんはtakako(名字ですが)さんが好きだったんだよ。ずっと憧れてたんだ」
と。
確かに私も感じていました。
いつも、注射のたびに私を呼びましたし、ご飯食べようなどと冗談まじりに話していました。
日曜日以外は 毎日毎日・・・・・。
別の病院へ入院中も、外来にきて、経過を話してくれました。
最後に会ったのは私が入院する前だったように思います。
随分と痩せていました。
もっと生きたいと願い、癌にいいというものは何でも試していました。
病院へ行くたびに別の癌が見つかるとも・・・・・・。
若いときに無茶をした報いだなとも・・・・・。
私のところへきた方は、小指の傷の消毒に来院したのですが
もう長くないということと、Tさんが若いコンパニオンと突然入籍して
財産を持っていかれそうだ、ということを言いたかったのでした。
彼は、Tさんがコンパニオンに騙されていると、確信していました。
「何億もの財産、今頃takakoさんのものだったのに」、もったいないと。
「一回ぐらいあってあげればよかったのに、でてきて(幽霊?)もオレは知らないよ」
そ、そんな・・・・・
50歳。病気と前向きに闘い、できる限りのことをしたTさん。
シャイで、女気など、全くなかったTさん。
最後は 誰かに 側にいて欲しかったのかもしれません。
今頃はベッドの上でしょうか。
私は姉さん? 姐さん?
肝臓癌で、毎日注射に通ってくるTさんがいました。
何が凄いって、刺青です。
色も柄も芸術的でした。
今時いません。
「血管が見えませんよ~~」
「大丈夫だよ あるよ」
「じゃあ、ここら辺で・・・・・」
アルコールの綿で拭いたら色が落ちないかしら?
なんてあほなことを言ったり・・・・・・・・。
その方が別の病院n入院中で、あと1週間くらいの状態だと聞かされました。
いつも一緒にくる方が、
「Tさんはtakako(名字ですが)さんが好きだったんだよ。ずっと憧れてたんだ」
と。
確かに私も感じていました。
いつも、注射のたびに私を呼びましたし、ご飯食べようなどと冗談まじりに話していました。
日曜日以外は 毎日毎日・・・・・。
別の病院へ入院中も、外来にきて、経過を話してくれました。
最後に会ったのは私が入院する前だったように思います。
随分と痩せていました。
もっと生きたいと願い、癌にいいというものは何でも試していました。
病院へ行くたびに別の癌が見つかるとも・・・・・・。
若いときに無茶をした報いだなとも・・・・・。
私のところへきた方は、小指の傷の消毒に来院したのですが
もう長くないということと、Tさんが若いコンパニオンと突然入籍して
財産を持っていかれそうだ、ということを言いたかったのでした。
彼は、Tさんがコンパニオンに騙されていると、確信していました。
「何億もの財産、今頃takakoさんのものだったのに」、もったいないと。
「一回ぐらいあってあげればよかったのに、でてきて(幽霊?)もオレは知らないよ」
そ、そんな・・・・・
50歳。病気と前向きに闘い、できる限りのことをしたTさん。
シャイで、女気など、全くなかったTさん。
最後は 誰かに 側にいて欲しかったのかもしれません。
今頃はベッドの上でしょうか。
私は姉さん? 姐さん?