Potential of aromatherapy

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『砂の器』

2011年05月07日 | 映画
加藤剛が急に見たくなってレンタルしました。
何回聴いても「宿命」はいいです。
テレビ版の千住明の「宿命」も良かったけれども。

島田陽子もはかなげで、森田健作は「青春!」って感じで
丹波哲郎はそれなりに。
お父さんが息子に会いたくて会いたくて、ただそれだけだったのに
それだけを伝えに来た元巡査役の緒形拳は殺されてしまいます。

一生幸せになれないと感じている主人公役の加藤剛は、横顔が素敵。
天才音楽家の数奇な生い立ち、暗い宿命がにじみでています。
ロケ地は青森の竜飛岬から、クランクインしたそうです。
どうりで、寒さが伝わってきます。
悲しい時代の人生ですね。
父が千代吉、息子は秀夫です。
ちなみに、私のお祖父さんは千代一で、父は秀夫です。関係ない?

原作は1960年で映画は1974年。何度も脚本を挫折したそうです。
内容も少し違っています。
それはそれでよさそうです。

お遍路姿で巡礼する様子は、原作には2行だそうですが、映画では
四季折々として映像になっていて、それを松本清張は絶賛したとのこと。

映画の都内の様子や、ファッション、お店など三丁目の夕日状態です。
エアコンもあまり普及していないので、汗ばかり拭いている夏です。
時代の移り変わりも感じられます。

今度は松田優作の『人間の証明』を借りましょう。
伊香保の帰りに霧積を通ったので、観たくなりました。

『ツォツィ』

2011年05月07日 | 映画
2006年のアカデミー外国語映画賞に輝いた衝撃のドラマ。
南アフリカのスラム街で暴力と犯罪にまみれた無軌道な人生を送る一人の黒人青年が、
生まれたばかりの赤ん坊と出会ったことで初めて人間的な感情に目覚めていく姿を、
南アフリカの過酷な現状と共に力強く描き出していく。
監督は本作が長編3作目の南アフリカ期待の新鋭ギャヴィン・フッド。
南アフリカ、ヨハネスブルクに、不良を意味する“ツォツィ”を名乗る一人の青年がいた。
ある日、彼は奪ったBMWの後部座席に生後数ヵ月の赤ん坊を発見、一度は捨て去ろうとしたものの、
思い直してその赤ん坊を連れ帰るのだったが…。

  TSUTAYAさんのレビューより~

いい映画でした。
主人公の表情が何とも素敵です。
小さい頃お母さんが病気で、近づくこともできなかった・・・・・・・・。
お乳をあげるために、近所の女性を脅して飲ませたり、同じ家におしいって
ぬいぐるみやミルクを盗んだり、やっていることはひどいんですけど。

埃っぽいアフリカ、貧しいアフリカ、裕福なアフリカを見ました。