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水口宿

2005年10月02日 | 東海道自転車ぶらり旅
ここから国道と分かれて左の東海道を進む。

水口の町の中は人通りが少なく駅への道を聞こうにも人が歩いていない。
適当に曲がり角を曲がって走っていたらお城が見えた。

水口城趾

水口城は徳川家光公が上洛の際の宿泊所として建てられた城で天主閣はなく、その後加藤水口藩の居城になり、明治維新の時、廃城され石垣と堀だけが残ったが、近年、櫓が再建されたらしい。

地図を持たない旅人は駅への道が解らない。
たまたまバス停の前に座り込んで居た女子中学生らしき二人連れに「水口駅にはどう行ったらいいんですか」と聞いたら、そんな駅は無いとの答え。
私しゃ思わず、何だ?何だ?状態に陥ってしまった。
困ってしまって♪わんわんわわん状態で居たら、その原住民の一人が「水口城南駅なら直ぐそこにあります」なんぞと仰ってくれちゃいました。
まあ、何でも駅なら良いやってんで、教えられた道を進むと、ホントに直ぐそこでした。

水口城南駅

15:00 本日は、ここまで。
ここは、近江鉄道の無人駅でした。
駅名の表示を見たら水口駅はここから二つ目でした。
二つ目の駅も知らないとは、さっきの原住民はどうやら電車には乗らないんだな。

この近江鉄道は単線運転です。
乗ってみて解ったんですが、この電車ワンマン電車って書いてありました。
乗車したら入口の発券機(バスに付いてるのと同じ様なやつ)から整理券を取ります。
電車が無人駅で停まると、運転手が運転席から出て来て降りる人の乗車券をチェックします。
暫くしたら、とある駅から自転車を押しておっさんが電車の中に乗り込んで来ました。
私しゃ、何だ!何だ!状態で興味津々おっさんを見ていたんですが、他の乗客はあまり興味を示しません。
おっさんは自転車を押して車内の通路を歩いて行きます。実に不思議な光景です。
私も自転車と一緒に電車に乗ってますが、私のシルバー号は今は袋の中に収まって大人しくしています。

米原駅

米原駅に降りてから解ったんですが、この電車はサイクルトレインと言って9時~16時までなら特別に料金はかからず、乗車券があれば自転車を乗せても良いようです。
じつに面白いことを考えるもんですな。
駅の改札で整理券を出したら「フリーきっぷ」ってのをくれました。
550円で近江鉄道なら土曜・日曜・祝日に限り1日乗り放題だそうです。
通常運賃970円だったんですが、儲かりました。

ローカル色溢れる近江鉄道から新幹線に乗り換えて帰宅します。


石薬師宿・庄野宿・亀山宿・関宿・坂下宿・土山宿・水口宿


二日間の経費
交通費 22,440円
飲食費 2,826円
雑 費 7,350円(宿泊・お土産)
 計  32,616円

二日間の水分摂取量 3リットル

東海道自転車ぶらり旅 その1
東海道自転車ぶらり旅 その2
東海道自転車ぶらり旅 その3
東海道自転車ぶらり旅 その4
東海道自転車ぶらり旅 その5
東海道自転車ぶらり旅 その6
東海道自転車ぶらり旅 その7
東海道自転車ぶらり旅 その8

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