一人暮らしの母は95歳。
今年10月で96歳になるんですが、96歳と云うと嫌がる。
ケアセンターに通っているが、今年最年長になって、それまでは細々としたお手伝いなどもさせてもらっていたらしいが、職員さんも最年長に気づいたらしく全くお仕事をさせてもらえない等と不満を口にする今日この頃です。
まあ、いつまでも若い気持ちを持っているってことでしょうか。
数年前に、兄夫婦が母の家の近所に越してきてから、朝晩顔出しをして母を見守ってくれています。
それまでは、私が休みの度に片道一時間ほどかけて顔を出していたのですが、今は月に一二度の顔出しで、楽をさせてもらっています。
兄は、子供のころから元気で、ガキ大将。
少し不良(大分)だったんで、やんちゃな子供にありがちな、タバコは随分やっていたらしいんです。
そして、長年の喫煙生活(ヘビースモーカー)の結末として、・・・。
COPD:慢性閉塞性肺梗塞になりました。
まあ、この病気は、長年タバコを吸い続けていたら、なって当然の病気と云うよりも、結論とでも云うようなもんでしょう。
非常に苦しいらしいです。
肺の中の細胞が破壊され酸素と二酸化炭素の交換作業ができなくなるために、血液中の酸素飽和度が減少してしまうんです。
空気中で、溺れた状態(空気が吸えない)になる様なもんです。
兄も流石に禁煙したようです。
そして、苦しいながらも母のところへは日々通ってくれているようです。
離れた所で傍観している身としては、感謝の気持ちと頑張れと祈るばかりです。
そんな兄の状況を母も知っては居るはずなんです。
兄が、自分の病気を母に伝えたときに、
「そうか、それじゃあ一緒に禁煙しよう」
って、言ったそうです。
涙ぐましい、母子の会話。(茶化したらいかんね)
ところが、かあちゃん(子供のころはそう呼んでいた)は、タバコを止めなかった。
まあ、かあちゃんはヘビースモーカーじゃなくって、一時期は止めていたんです。
90歳を過ぎたころに、少し肥満気味になったんで、自分で痩せるために吸い始めたんです。(意思が強い人なんです)
でも、まあ、今も時々吸ってるわけで、そんなところへ兄が行ったら呼吸困難になっちゃうんです。
慌てて、タバコの煙をパタパタしても間に合わない。
兄は、その場に居られないからすぐに帰宅する。
それでも、また用事を頼まれたり買い物に付き合ったりと面倒はみていてくれるんです。
そんな様子を、兄はブログに毎日日記として書いてくれていたので、私も様子を知ることができて安心して見守っていられました。
ところが、事件発生!
兄が母の買い物に付き合って、家へ戻り母の洗濯物を取り込んでいると、身体を酷使したせいか血中酸素飽和度が下がったらしい。
ぐったりしているところを見られたくない兄は必至で堪えたようです。
気付かぬ母は、シーツを二人でたたもうと、兄に合図するが兄は動かない。
流石に母も、兄の異常に気付いた様ですが、なんと言っていいかわからない。
手真似で、「もう、いいからお帰りなさい」の仕草をする。
言葉は、
「もう来なくていいよ!」
兄:なんだよ、人を追っ払うようなその言いぐさ!
思ったけれど、黙って帰宅する。
俺の苦しさが分かんないのか(怒)
母:困ったねえ、大分弱ってるようだけど、どうしよう。
当人に言うに言えない。
私は、兄の毎日更新のブログが更新されないんで、異常事態を察知して、母の元へと出かけ話を聴き、兄へお土産を届けつつ何気なく情報を収集して、そんな二人の想いを、それぞれから聴きました。
以上の状況を把握して思うのは、お互いの気の使い方がすれ違ってる、ってことでした。
互いの思いやりが、
重い槍となって、お互いの自分の胸に突き刺さってました。
かあちゃんとあんちゃんの傷口が膿まない様に、手当てをするのは俺の役目なのかなと思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。
今年10月で96歳になるんですが、96歳と云うと嫌がる。
ケアセンターに通っているが、今年最年長になって、それまでは細々としたお手伝いなどもさせてもらっていたらしいが、職員さんも最年長に気づいたらしく全くお仕事をさせてもらえない等と不満を口にする今日この頃です。
まあ、いつまでも若い気持ちを持っているってことでしょうか。
数年前に、兄夫婦が母の家の近所に越してきてから、朝晩顔出しをして母を見守ってくれています。
それまでは、私が休みの度に片道一時間ほどかけて顔を出していたのですが、今は月に一二度の顔出しで、楽をさせてもらっています。
兄は、子供のころから元気で、ガキ大将。
少し不良(大分)だったんで、やんちゃな子供にありがちな、タバコは随分やっていたらしいんです。
そして、長年の喫煙生活(ヘビースモーカー)の結末として、・・・。
COPD:慢性閉塞性肺梗塞になりました。
まあ、この病気は、長年タバコを吸い続けていたら、なって当然の病気と云うよりも、結論とでも云うようなもんでしょう。
非常に苦しいらしいです。
肺の中の細胞が破壊され酸素と二酸化炭素の交換作業ができなくなるために、血液中の酸素飽和度が減少してしまうんです。
空気中で、溺れた状態(空気が吸えない)になる様なもんです。
兄も流石に禁煙したようです。
そして、苦しいながらも母のところへは日々通ってくれているようです。
離れた所で傍観している身としては、感謝の気持ちと頑張れと祈るばかりです。
そんな兄の状況を母も知っては居るはずなんです。
兄が、自分の病気を母に伝えたときに、
「そうか、それじゃあ一緒に禁煙しよう」
って、言ったそうです。
涙ぐましい、母子の会話。(茶化したらいかんね)
ところが、かあちゃん(子供のころはそう呼んでいた)は、タバコを止めなかった。
まあ、かあちゃんはヘビースモーカーじゃなくって、一時期は止めていたんです。
90歳を過ぎたころに、少し肥満気味になったんで、自分で痩せるために吸い始めたんです。(意思が強い人なんです)
でも、まあ、今も時々吸ってるわけで、そんなところへ兄が行ったら呼吸困難になっちゃうんです。
慌てて、タバコの煙をパタパタしても間に合わない。
兄は、その場に居られないからすぐに帰宅する。
それでも、また用事を頼まれたり買い物に付き合ったりと面倒はみていてくれるんです。
そんな様子を、兄はブログに毎日日記として書いてくれていたので、私も様子を知ることができて安心して見守っていられました。
ところが、事件発生!
兄が母の買い物に付き合って、家へ戻り母の洗濯物を取り込んでいると、身体を酷使したせいか血中酸素飽和度が下がったらしい。
ぐったりしているところを見られたくない兄は必至で堪えたようです。
気付かぬ母は、シーツを二人でたたもうと、兄に合図するが兄は動かない。
流石に母も、兄の異常に気付いた様ですが、なんと言っていいかわからない。
手真似で、「もう、いいからお帰りなさい」の仕草をする。
言葉は、
「もう来なくていいよ!」
兄:なんだよ、人を追っ払うようなその言いぐさ!
思ったけれど、黙って帰宅する。
俺の苦しさが分かんないのか(怒)
母:困ったねえ、大分弱ってるようだけど、どうしよう。
当人に言うに言えない。
私は、兄の毎日更新のブログが更新されないんで、異常事態を察知して、母の元へと出かけ話を聴き、兄へお土産を届けつつ何気なく情報を収集して、そんな二人の想いを、それぞれから聴きました。
以上の状況を把握して思うのは、お互いの気の使い方がすれ違ってる、ってことでした。
互いの思いやりが、
重い槍となって、お互いの自分の胸に突き刺さってました。
かあちゃんとあんちゃんの傷口が膿まない様に、手当てをするのは俺の役目なのかなと思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。