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火星の人

2014年12月08日 | 読書
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)
アンディ・ウィアー
早川書房


火星と地球の距離って12光分(光の速さで12分)あるようですね。(この本に書いたありました)

火星へ行くのには数か月の長旅になるようです。


このお話は人類が火星に着陸した後の物語です。

火星で事故で死んだと思われた科学者ワトニーが生きていた。
ひとりで火星に残された彼は生きて行けるのか。いつまで生きられるのか。

一人で火星に残されたら、どんな気分だろうか。
自暴自棄にならずに、生命の限界まで生きて帰還するよう努力する思考力・行動力ってどこから来るんでしょうか。
宇宙飛行士って、やっぱりこういう問題解決能力や諦めない性格や粘り強く冷静で緻密な判断力を持った人がなるんでしょうね。


ワトニーが生きていると知ったNASAには、彼を救う方策があるのか。
彼を地球へ帰還させるのか見殺しにするのか。

指揮官たちの思惑、リスク管理かチャレンジかの選択も難しいところですね。


彼を置き去りにして地球へ帰還して行った宇宙船の乗員の心境は。

様々な難題に植物学者でエンジニアのワトニーが挑んでゆく。


今年、火星旅行のニュースがありましたが、わくわくするような近未来の物語。

楽しく読みました。映画になったら観てみたいですね。

火星への片道旅行、参加希望者募る オランダ民間団体
http://www.cnn.co.jp/fringe/35031204.html