元クリームのジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー、そしてゲイリー・ムーアによる臨時ユニット、93年ドイツ・ケルンにおけるライブより。
ブルースはクリーム解散後、ソロを続けながらも、やはりクリーム時代の歌が一番ウケることから、クリーム・スタイルのトリオで演奏することを、何度もやっている。
マウンテンのレズリー・ウエスト、コーキー・レイングとのWBL、鈴木賢司、アントン・フィアとのイナズマ・スーパーセッション、そして94年、2005年のクリームの臨時再結成という流れに続くわけだが、意外と知られていないのが、このセッションの存在だ。
既に解散して四半世紀。ブラインド・フェイスも失敗に終わって以後、二度と一緒に演奏することはないのではと思われていたクリームのメンバーのうち三分の二が揃ったのは、ファンをこのうえなく狂喜させた。
そして、これがきっかけとなって、翌年の、ロックの殿堂受賞式での再結成も、スムースに実現したのだろうな。
そう、これはまことに歴史的なセッションなのである。
ステージはベイカーのドラミングから緩めに始まり、お馴染みのコーラスから一気にフルパワーで爆発する。歌うのはもちろん、ブルースとムーアだ。
この、ムーアの客演が実に適役だった。
師のグリーン同様、クラプトンにも強く影響を受けたギタープレイは、90年代当時のクラプトン本人以上に、クリームサウンドを再現するにはピッタリだったし、また歌心も非常にあり、ブルースのバックアップ役としては彼をおいて他にない、そんな人選だった。
ライブは終始、ブルースの歌中心で構成されているが、他のふたりの演奏もハンパなくスゴい。ま、これ以上の説明は野暮というものだろう。
トップミュージシャンたちの「示申プレイ」、とことん味わってくれ。
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ブルースはクリーム解散後、ソロを続けながらも、やはりクリーム時代の歌が一番ウケることから、クリーム・スタイルのトリオで演奏することを、何度もやっている。
マウンテンのレズリー・ウエスト、コーキー・レイングとのWBL、鈴木賢司、アントン・フィアとのイナズマ・スーパーセッション、そして94年、2005年のクリームの臨時再結成という流れに続くわけだが、意外と知られていないのが、このセッションの存在だ。
既に解散して四半世紀。ブラインド・フェイスも失敗に終わって以後、二度と一緒に演奏することはないのではと思われていたクリームのメンバーのうち三分の二が揃ったのは、ファンをこのうえなく狂喜させた。
そして、これがきっかけとなって、翌年の、ロックの殿堂受賞式での再結成も、スムースに実現したのだろうな。
そう、これはまことに歴史的なセッションなのである。
ステージはベイカーのドラミングから緩めに始まり、お馴染みのコーラスから一気にフルパワーで爆発する。歌うのはもちろん、ブルースとムーアだ。
この、ムーアの客演が実に適役だった。
師のグリーン同様、クラプトンにも強く影響を受けたギタープレイは、90年代当時のクラプトン本人以上に、クリームサウンドを再現するにはピッタリだったし、また歌心も非常にあり、ブルースのバックアップ役としては彼をおいて他にない、そんな人選だった。
ライブは終始、ブルースの歌中心で構成されているが、他のふたりの演奏もハンパなくスゴい。ま、これ以上の説明は野暮というものだろう。
トップミュージシャンたちの「示申プレイ」、とことん味わってくれ。
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