英国のシンガー、クリフ・リチャード、58年のデビュー曲。イアン・サミュエルの作品。
筆者の世代のリスナーにとってクリフ・リチャードとは、まずもってポップ・シンガーというイメージがもっぱらである。
初めて彼をリアルタイムで聴いたのは「しあわせの朝」だったし、そこから遡って聴いたのは、「サマー・ホリデー」「コングラッチュレーションズ」といった60年代のポップヒットであり、彼のデビュー当時など知りようもなかった。
ネット時代の恩恵で、今初めてそのデビュー曲を聴いてみると、後年のイメージとはだいぶん違うことに驚かされる。
明らかにロカビリーなサウンド。それもエルヴィスの影響がモロ、なんである。
当時リチャードは、まだ18才。ビートルズのジョンやリンゴとタメ年ながら、先頭を切ってプロデビューした人なのだ。
バックバンドはドリフターズという名がクレジットされているが、これが後にシャドウズと改名される。もちろん、ハンク・マーヴィンも既に参加している。
頭髪はリーゼント、エルヴィス、あるいはエディ・コクランあたりを意識したロカビリーサウンドこそ、サーの称号を持つ歌手、クリフ・リチャードの原点だったのだ。
それまで、自前のロックシンガーやバンドを持たず、アメリカのロックンロールをひたすら受け身で享受しているに過ぎなかった英国が、初めて生み出したロッカー、クリフ・リチャード。そこから、ブリティッシュ・インベイジョンは既に始まっていた。
ビートルズの時代の先駆者としてのリチャードに、もう一度注目してみよう。
ちょっと甘口のエルヴィスという感じではあるが、結構イケてまっせ。
この曲を聴く
筆者の世代のリスナーにとってクリフ・リチャードとは、まずもってポップ・シンガーというイメージがもっぱらである。
初めて彼をリアルタイムで聴いたのは「しあわせの朝」だったし、そこから遡って聴いたのは、「サマー・ホリデー」「コングラッチュレーションズ」といった60年代のポップヒットであり、彼のデビュー当時など知りようもなかった。
ネット時代の恩恵で、今初めてそのデビュー曲を聴いてみると、後年のイメージとはだいぶん違うことに驚かされる。
明らかにロカビリーなサウンド。それもエルヴィスの影響がモロ、なんである。
当時リチャードは、まだ18才。ビートルズのジョンやリンゴとタメ年ながら、先頭を切ってプロデビューした人なのだ。
バックバンドはドリフターズという名がクレジットされているが、これが後にシャドウズと改名される。もちろん、ハンク・マーヴィンも既に参加している。
頭髪はリーゼント、エルヴィス、あるいはエディ・コクランあたりを意識したロカビリーサウンドこそ、サーの称号を持つ歌手、クリフ・リチャードの原点だったのだ。
それまで、自前のロックシンガーやバンドを持たず、アメリカのロックンロールをひたすら受け身で享受しているに過ぎなかった英国が、初めて生み出したロッカー、クリフ・リチャード。そこから、ブリティッシュ・インベイジョンは既に始まっていた。
ビートルズの時代の先駆者としてのリチャードに、もう一度注目してみよう。
ちょっと甘口のエルヴィスという感じではあるが、結構イケてまっせ。
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