NEST OF BLUESMANIA

ミュージシャンMACが書く音楽ブログ「NEST OF BLUESMANIA」です。

#323 クリフ・リチャード「Move It」

2014-06-22 07:37:27 | Weblog
英国のシンガー、クリフ・リチャード、58年のデビュー曲。イアン・サミュエルの作品。

筆者の世代のリスナーにとってクリフ・リチャードとは、まずもってポップ・シンガーというイメージがもっぱらである。
初めて彼をリアルタイムで聴いたのは「しあわせの朝」だったし、そこから遡って聴いたのは、「サマー・ホリデー」「コングラッチュレーションズ」といった60年代のポップヒットであり、彼のデビュー当時など知りようもなかった。

ネット時代の恩恵で、今初めてそのデビュー曲を聴いてみると、後年のイメージとはだいぶん違うことに驚かされる。

明らかにロカビリーなサウンド。それもエルヴィスの影響がモロ、なんである。

当時リチャードは、まだ18才。ビートルズのジョンやリンゴとタメ年ながら、先頭を切ってプロデビューした人なのだ。

バックバンドはドリフターズという名がクレジットされているが、これが後にシャドウズと改名される。もちろん、ハンク・マーヴィンも既に参加している。

頭髪はリーゼント、エルヴィス、あるいはエディ・コクランあたりを意識したロカビリーサウンドこそ、サーの称号を持つ歌手、クリフ・リチャードの原点だったのだ。

それまで、自前のロックシンガーやバンドを持たず、アメリカのロックンロールをひたすら受け身で享受しているに過ぎなかった英国が、初めて生み出したロッカー、クリフ・リチャード。そこから、ブリティッシュ・インベイジョンは既に始まっていた。

ビートルズの時代の先駆者としてのリチャードに、もう一度注目してみよう。
ちょっと甘口のエルヴィスという感じではあるが、結構イケてまっせ。

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きょう誕生日のミュージシャン

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6月21日(土)のつぶやき

2014-06-22 04:57:14 | Weblog

久しぶりに家中の片付けと掃除をやってる。日頃のツケを一気に払うかたちだ。猫の毛の量が、ハンパない(笑)。