トーマス・マン「詐欺師フェーリクス・クルルの告白」光文社古典新訳文庫

マンと言えば「魔の山」であり、「ベニスに死す」であろうが、その芸術の最終到達点として、この未完の遺作小説を採りたい。
一種の悪漢小説(ピカレスク)なのだが、「詐欺師としての小説家」の最後を飾るにふさわしい一作。セルフパロディでもある。
一流の芸術には、一流の騙しが不可欠なのだ。岸美光訳。

1月12日(土)のつぶやき
2018年1月11日(木)のつぶやき goo.gl/q7agPA— Makoto Nakahira (@Mac_Nakahira) 2019年1月12日 - 07:52At ......