きょう誕生日のミュージシャン
ホーギー・カーマイケルロン・マックリュアー(ブラッド・スエット&ティアーズ)ジェシ・コリン・ヤング(ヤングブラッズ)スティーブ・コールドウェル(オーリアンズ)フロイド・スニ...
きょう誕生日のミュージシャン
コールマン・ホーキンスドクター・ジョンデイヴィッド・ポーターロニー・ジョーダン(ウォー)リビングストン・テイラービョークBirthdays in Music...
きょう誕生日のミュージシャン
ジューン・クリスティダン・マクブライド(シャ・ナ・ナ)デュアン・オールマンジョージ・グランサム(ポコ)ジョー・ウォルシュフランク・マリノ(マホガニー・ラッシュ)ダン・パ...
きょう誕生日のミュージシャン
トミー・ドーシーレイ・コリンズ(マザーズ・オブ・インベンション)ハンク・メドレス(トーケンズ)ウォーレン”ピート”ムーア(ミラクルズ)フレッド・リプシウス(ブラッド・スエッ...
2012年11月18日(日)のつぶやき blog.goo.ne.jp/macolon1013/e/…
フル5日出勤ウイークも2週目。体調はまあまあ。頑張り過ぎない程度にやってます。
まさかまさかの出来事起こる。(別に不幸とか不祥事ではないが。)いやー、青天の霹靂とはこのこと。しばらく感情の整理に時間がかかりそうだ。
11月17日(土)のつぶやき
Makoto Nakahira @Mac_Nakahira 08:261年前の記事シリーズ 23 blog.goo.ne.jp/macolon1013/e/…from go...
#242 ラリー・デイヴィス「Texas Flood」
#242 ラリー・デイヴィス「Texas Flood」(Duke)36年ミズーリ州カンサス・シティ生まれ、アーカンソー州リトルロック育ちのテキサス・ブルースマン、ラリー・デイヴ...
きょう誕生日のミュージシャン
W.C.ハンディエディ・コンドンヒューバート・サムリントニー・ブラウン(ジョイ・オブ・クッキング)ダン・ペンウィンフレッド”ブルー”ラベット(マンハッタンズ)ウィリアム...
2012年11月15日(木)のつぶやき goo.gl/sj9SJ1
#294 セシリア・ノービー「Girl Talk」 goo.gl/tr1Cku
地震、結構激しかった。ラックからCDが何枚か落ちた。
#294 セシリア・ノービー「Girl Talk」(Caecilie Norby/Blue Note)
デンマークの女性ジャズシンガー、セシリア・ノービーのデビュー・アルバムより。ニール・ヘフティ、ボビー・トゥループの作品。
ノービーは64年、フレデリクスベルグ生まれ。音楽一家に育ち、ジャズ/ロックバンド、フロントラインに参加、その才能を米ブルーノート・レーベルに認められ、95年にアルバム「セシリア・ノービー」で世界デビュー。現在までに7枚のスタジオ・アルバム、1枚のライブ・アルバムをリリースしている。
彼女はジャズ・スタンダードを歌う一方で、ポップ/ロック系の曲も作り、自ら歌う。非常に幅の広い音楽性の持ち主なのだ。
おそらく、まだほとんどのかたは、彼女の歌を聴いたことがないだろうから、まずはきょうの一曲「Girl Talk」で、彼女の歌声にふれてみて欲しい。
いろいろな国の言葉で語られる、若い女性のとりとめのないおしゃべり、つまり「Girl Talk」をイントロにして、少しテンポの早いスウィンギーなナンバーを、ノービーはよどみなく歌う。
いかがかな。アメリカの女性ジャズシンガーとはかなり趣きの異なった歌い方だと、感じられたかもしれない。
セクシーというよりは、知的で優雅といったほうがぴったりの、落ち着いた歌声だ。いかにもヨーロッパ的なんである。それも北欧。
ブルースとゴスペルとか、ほとんどのアメリカの女性ジャズシンガーには共通して存在するバックグラウンドがヨーロッパ出身の彼女にはないぶん、だいぶんあっさりしたジャズになっているような気がする。
ところで、この曲について、少し解説しておこう。
「Girl Talk」は、65年の米映画「ハーロウ」の主題曲として、ニール・ヘフティ、ボビー・トゥループにより書かれた。「ハーロウ」は、26才で夭折したセクシー女優、ジーン・ハーロウの生涯を、キャロル・ベーカーが演じた映画。その音楽を、カウント・ベイシー楽団のアレンジ、「バットマン」のテーマ曲などで知られる作編曲家、ニール・ヘフティが担当し、歌詞を「ルート66」の作者として著名なシンガー/ピアニスト、ボビー・トゥループが書いたのである。
ヘフティ、トゥループともに非常に優れたミュージシャンであり、その生み出した曲には名曲が多い。彼らについて書けばとても長くなってしまうので、それはまた別の機会にしたいが、このふたりのコラボによる「Girl Talk」が、ポップス史上に残る名曲であることは、間違いないと思う。
多くのシンガー、たとえばトニー・ベネット、バディ・グレコ、エラ・フィッツジェラルド、フォー・フレッシュメンらにカバーされ、そのいずれも名唱とのほまれが高い。
世間的にはあまり知られていないが、筆者的には、フィリピン出身のサックス奏者、ジェイク・コンセプションによるバージョンもけっこう気に入っている(2005年1月30日の「一日一枚」参照)。
「ルート66」を聴けばよくわかるように、ボビー・トゥループの作る歌詞は、メロディ・ラインへの乗り方、そのリズム感覚が抜群にカッコいいのである。これは、並大抵のソングライターには真似の出来ないワザであるな。
「Girl Talk」ももちろん、小粋で洒落た曲に仕上がっている。メロディ、歌詞ともに、シンガーに「一度はこの曲をうたってみたい」と思わせる魅力に溢れているのである。
通常は、スローテンポで演奏されることが多いこの曲を、軽快なテンポで歌ってみせたというのが、ノービーのオリジナリティといえそうだ。実に都会的でハイセンスな仕上がりになっている。
その確かなボーカル・テクニック、たとえば高音、中低音のたくみな使いわけを聴けば、彼女の実力の高さがわかるだろう。
聴く者の「情」というよりは「知」の部分に訴えてくるタイプの歌声。人により好みは分かれると思うが、今後もジャズ・ボーカル界を牽引していく存在であろうことは間違いない。ぜひ、チェックしてみて。
デンマークの女性ジャズシンガー、セシリア・ノービーのデビュー・アルバムより。ニール・ヘフティ、ボビー・トゥループの作品。
ノービーは64年、フレデリクスベルグ生まれ。音楽一家に育ち、ジャズ/ロックバンド、フロントラインに参加、その才能を米ブルーノート・レーベルに認められ、95年にアルバム「セシリア・ノービー」で世界デビュー。現在までに7枚のスタジオ・アルバム、1枚のライブ・アルバムをリリースしている。
彼女はジャズ・スタンダードを歌う一方で、ポップ/ロック系の曲も作り、自ら歌う。非常に幅の広い音楽性の持ち主なのだ。
おそらく、まだほとんどのかたは、彼女の歌を聴いたことがないだろうから、まずはきょうの一曲「Girl Talk」で、彼女の歌声にふれてみて欲しい。
いろいろな国の言葉で語られる、若い女性のとりとめのないおしゃべり、つまり「Girl Talk」をイントロにして、少しテンポの早いスウィンギーなナンバーを、ノービーはよどみなく歌う。
いかがかな。アメリカの女性ジャズシンガーとはかなり趣きの異なった歌い方だと、感じられたかもしれない。
セクシーというよりは、知的で優雅といったほうがぴったりの、落ち着いた歌声だ。いかにもヨーロッパ的なんである。それも北欧。
ブルースとゴスペルとか、ほとんどのアメリカの女性ジャズシンガーには共通して存在するバックグラウンドがヨーロッパ出身の彼女にはないぶん、だいぶんあっさりしたジャズになっているような気がする。
ところで、この曲について、少し解説しておこう。
「Girl Talk」は、65年の米映画「ハーロウ」の主題曲として、ニール・ヘフティ、ボビー・トゥループにより書かれた。「ハーロウ」は、26才で夭折したセクシー女優、ジーン・ハーロウの生涯を、キャロル・ベーカーが演じた映画。その音楽を、カウント・ベイシー楽団のアレンジ、「バットマン」のテーマ曲などで知られる作編曲家、ニール・ヘフティが担当し、歌詞を「ルート66」の作者として著名なシンガー/ピアニスト、ボビー・トゥループが書いたのである。
ヘフティ、トゥループともに非常に優れたミュージシャンであり、その生み出した曲には名曲が多い。彼らについて書けばとても長くなってしまうので、それはまた別の機会にしたいが、このふたりのコラボによる「Girl Talk」が、ポップス史上に残る名曲であることは、間違いないと思う。
多くのシンガー、たとえばトニー・ベネット、バディ・グレコ、エラ・フィッツジェラルド、フォー・フレッシュメンらにカバーされ、そのいずれも名唱とのほまれが高い。
世間的にはあまり知られていないが、筆者的には、フィリピン出身のサックス奏者、ジェイク・コンセプションによるバージョンもけっこう気に入っている(2005年1月30日の「一日一枚」参照)。
「ルート66」を聴けばよくわかるように、ボビー・トゥループの作る歌詞は、メロディ・ラインへの乗り方、そのリズム感覚が抜群にカッコいいのである。これは、並大抵のソングライターには真似の出来ないワザであるな。
「Girl Talk」ももちろん、小粋で洒落た曲に仕上がっている。メロディ、歌詞ともに、シンガーに「一度はこの曲をうたってみたい」と思わせる魅力に溢れているのである。
通常は、スローテンポで演奏されることが多いこの曲を、軽快なテンポで歌ってみせたというのが、ノービーのオリジナリティといえそうだ。実に都会的でハイセンスな仕上がりになっている。
その確かなボーカル・テクニック、たとえば高音、中低音のたくみな使いわけを聴けば、彼女の実力の高さがわかるだろう。
聴く者の「情」というよりは「知」の部分に訴えてくるタイプの歌声。人により好みは分かれると思うが、今後もジャズ・ボーカル界を牽引していく存在であろうことは間違いない。ぜひ、チェックしてみて。
音曲日誌「一日一曲」#1~#100 pdf版もダウンロード出来ます