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折鶴、大いに受ける

2007-03-25 | コスタリカの旅_2007
たまたまホームステイをする幸運に恵まれた私は、ホテル滞在の観光旅行者にくらべて格段に、地元の人と話す機会があったと思う。そして日本文化を紹介する機会も。たとえば『折鶴』。私がホームステイを始めた日の前日に、セニョーラの息子さんが自転車で事故ったそうで、ベットで動けずにいた。私はヒャッキンで見つけて念のために買って行った「ちよがみ風(柄の入った)折り紙」を取り出した。「早く治りますように」という願いをこめて、ひとつひとつ鶴を折ることにした。

これがなんだか知らないけど、受けた受けた。¡Qué lindo! (なんてキレイなの!)の連発である。ときどき手伝いにくる家政婦さん(というより、セニョーラにとっては友達っぽい)は、「私も作りたい!」と、折鶴作りに参加した。いざ教え始めると、これってなかなか難しいものだ。教えながら使うスペイン語はほとんどカタコトになってしまう。Así,(このように)y así. No, no. ばっかりで会話にならず、見本を折って見せながら、何度も教えたが、しっかしこの人不器用なのかしらー。私の教え方がまずいのかしらー。日本ではの大半の人が子供の頃から作っているのではないだろうか。「日本人って器用なのね」と実感した日々であった。

この鶴が十数羽になったとき、針と糸を持ち出して折鶴をつないだ。セニョーラもやってきて ¡Qué lindo! の合唱である。「これはここに吊るして、下にチリンチリン鳴る飾りをつけて、風が吹いたら鳴るようにしたいわ」と勝手に計画して大喜びである。あ、あ、あー、でもこれは一応息子さんのために作ったんだから、見せてあげなくちゃ。離れに住む息子さんに見せに行くと、気に入ってくれ、ベットからよく見えるところに吊るしてほしいと言う。

Gracias, Kaoru.
Con mucho gusto. 
(コスタリカでは De nada. No hay de qué. よりも、こう言うことが多いようだ)

その後、まったりとした私の生活の中で、引き続き折り鶴作りは行われ、出来上がったふたつめはセニョーラの飾り用にとつないで吊るしてあげた。私は旅行のとき、念のためソーイング・セットを持ち歩くが、実を言うと折鶴をつなぐ以外に使用したためしがない。
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