二日目早朝、ヒュッテ大槍の展望台からご来光を拝み、
反対側に移動して、槍ヶ岳の黄金色に染まる神々しい輝きにしばし声も出なかった
天を突き刺すように聳える槍ヶ岳は、北アルプスの南部に位置し、標高は3180m
年間約5万人もの登山者が訪れる人気の山
この頂きに初めて立ったのは、江戸時代の念仏僧・播隆上人
播隆上人は笠ヶ岳の登山道を整備した際、他の山を圧倒する槍ヶ岳の姿を目にして心を打たれ
前人未到の山の頂を目指した
空にたて突く峻厳なフォルムは、今なお
どこから見ても日本アルプスここにあり、といった威厳があります
その槍ヶ岳への特別の思いを馳せながら、会いたかった頂きに挑む
※田中陽希さん風に ⇒ 会いたかったぜ~
今日の行程、山頂に登った後は天狗原から槍沢ロッジまでのゆっくり下山
朝6時半過ぎに出発、槍ヶ岳肩まで残りの東鎌尾根を歩く(約900m、90分)
左(大天井岳)、 中央(常念岳)、常念岳の手前(西岳)
振り返って、常念岳を背にヒュッテ大槍
大喰岳、中岳、 南岳方面、奥は穂高連峰
殺生ヒュッテ
槍ヶ岳山荘 (標高3080m)
槍ヶ岳の頂上直下に位置する北アルプスを代表する大規模な山小屋
3000m超える稜線上に建つ小屋からの展望は圧巻です
とうとう来ました槍ヶ岳の肩
槍ヶ岳山荘でヘルメットをレンタル(500円)
ではそろそろ山頂へ 一歩踏み出します ( `ー´)ノ
とても素晴らしいお天気☆、今までの悪天候山行を帳消しにします
大喰岳、中岳、 南岳方面
う~ん、なるほど手ごわい登攀
連続するクサリやハシゴは三点支持をしっかり行えば、初心者の私でも大丈夫
ヘリコプーターがゆっくり旋回
(目の前)小槍方向に回り込んで
クラクラするほど登ってきました
槍ヶ岳山荘で人の流れを見定めたので、まったく慌てることもなく焦ることもなく
写真を撮ったり、、、マイペースの登攀
穂高連峰(3つ目の三角山前穂高、奥穂高、奥の右側ジャンダルム)、右奥は乗鞍岳
手前大喰岳、中岳、南岳が見える美しい景観 ↓
槍ヶ岳山頂(標高3180m)
山頂についたら
山頂は約10畳ほどで定員20人?、という事らしいですが、岩石がゴロゴロ
360°の大パノラマを堪能したいのですが、高所恐怖症のため中腰歩きで岩の先の展望も控え目に
播隆上人が開いた祠
中には阿弥陀如来、観音菩薩、文殊菩薩の三尊が安置されています
二等三角点(今は標高点の扱い)
現在は標石が地面に埋設・固定されておらず、国土地理院で「亡失」扱いとなっている
稜線の先は黒部五郎岳のカールが見える、雲にかかっているが薬師岳、水晶岳も
鷲羽岳、 雲ノ平方面も確認できました ↓
奥に聳えるは笠ヶ岳 (標高2897m)、右下の稜線は西鎌尾根
背に笠ヶ岳、 槍ヶ岳山荘の屋根は、布団干し
ヘリコプターが槍山頂を2周し、みんなで手を振って (@^^)/~~~
このポーズでと頼まれ、写真をパチ☆
みんなそれぞれの感激やら、満足やら達成感ではじけました (*^▽^*)
富山から来たお二人
今日の二人の行程、槍沢ロッジ⇒槍ヶ岳登頂⇒槍沢ロッジ⇒横尾⇒上高地へ
かなりハードです
登ってくる人はおらず、この時間帯は大穴かもしれない(9時台)
登攀往復時間はだいたい1時間くらい、30分近く山頂で楽しんだ
思っていたより登攀・下山は怖くなく無事終え、ホッと深い呼吸
一番高い場所で咲いていた イワベンケイ
毎回、高山で見るイワヒバリ
売店で記念バッジ、ホルダーを買う
Rは牛丼
10時過ぎ、食べている間に私は一足早く下山します
かなりザレて、浮石多し
ガレ場・ザレ場のジグザグ道
振り返って、槍ヶ岳とも さようなぁら*****
一人、二人と、一休みしながら登って来る人とすれ違う
殺生ヒュッテの上の稜線、東鎌尾根
↓ 朝歩いた稜線
「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂
グリーンバンドと呼ばれるハイマツ地帯
天狗原にある天狗池(氷河によって削られた窪地にできた池)に行きたかったがガスが発生し諦める
今は雪渓の雪融けで池ができているはず
お天気よければ、逆さ槍ヶ岳も見えたかもしれない
この辺りで登山者(外国人も)に多くすれ違った
背の高い韓国人パーティ「アンニョ ハセヨ」で分かった
「気を付けてね」というと「イエェ」
一人の女性が後ろ向きになり拒否? なんだか意味が分からなかったが、
最近、韓国の国会で野党が意に沿わない法相に後ろ向きになったTVを観て
韓国人の拒否スタイルだと納得(分かりすぎる文化?ですね)
ヒュッテ大槍の昼ご飯を頂きます
休憩していると、速足で下りて休息に入った人がいた、聞くところによると3日前富山から入山、立山から五色ヶ原
テン泊しながら槍ヶ岳へ登頂、今日はババダイラでテン泊し、翌早朝名古屋に帰るという、その後
槍沢ロッジ近くで会った、受付場所が山側からだと遠かった(900m×2)と、陽に焼けた笑顔で缶ビールを握りしめていた
沢近くになると植物が多くみられ、これはヤハズヒコダイ
タテヤマアザミ?
ヤマ ハハコグサ
ハクサンフウロ ウ
槍沢が見えてきました
分岐出発点の 槍沢大曲に到着、ここから槍ヶ岳を一周して戻ってきました
槍沢ロッジ前に設置された望遠鏡
今日は槍沢ロッジに宿泊
一昨日よりは泊客は少なかったが、槍ヶ岳登山者には大いに助かる拠点
翌日はゆっくりめ(6:30)にチェックアウト、デポしていた荷物を受け取り、来た道を帰ります
朝、人数少ない横尾に到着
「山岳通信」特別隊員島崎三歩さん、槍が目につき撮影 こちら
徳澤のキャンプ場
カレーはスープみたいで旨い、厚切りトースト(蜂蜜・ブルーベリー)シェアして食べる
トボトボ下向きで無心に歩き、見慣れた上高地着
早めの 昼食にTHE PARKLODGE上高地(旧五千尺ロッジ)
また 五千尺ホテル上高地 に変更していました
山から下りると急に食欲が出、食べる気になった
(実は山ではほとんど食欲なく、一口しか食べれない状態でした)
まずは登頂祝いに乾杯!
フロント前に花の紹介があったが、もう歩けない、残念です
9月18日お昼12時ごろ、無事に沢渡行きシャトルバスに乗る
ホントにやりました(*^^)v
今までランドマークの槍ばかり見ていたので、動けるうちに完全踏破しょう、と決めました。
なので完全踏破するには余裕の3泊4日(笑)
気持ち的に楽でした。
今まで三俣山荘⇒新穂高、北穂高⇒上高地と夫やRに従ってきましたが、もう無理!
尤もその経験値から20~30キロくらいは無心で歩くことができるようになりました。
只今リハビリ中なのですが、先生の勧めで「痛み止め・湿布・漢方胃腸薬」など持参、功を奏しましたよ。
>私も新田次郎の「槍ヶ岳開山」を読み再度、槍に登ってみました。番隆上人気持ちを感じながら。
「登山はけっして苦行ではなく、悟りへの道程だとおもいます」ですね。
「とうじ蕎麦」は初めて頂きました、ほんとに美味しかった、〆のご飯も注文し完食。
冬ね、分かりました(*^。^*)
ジャンダルム?それは無理!高尾山くらいがちょうどいいかも(笑)
次は偶然山小屋のオーナーに会い、紅葉登山をしょうかと思ていますが、紅葉が遅れているみたいですね~
これだから山登りを止められない、
同じ山病にかかっていますね。
私も新田次郎の「槍ヶ岳開山」を読み再度、槍に登ってみました。番隆上人気持ちを感じながら。
それにこの時期にとうじ蕎麦が食べるなんて良いですね。
寒い冬にもう一度食べてみるともっと美味しいですよ。
ジャンダルムですね。