この花の窟を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」は
平成16年7月に世界遺産に登録されました
国道42号線沿い
花の窟(はなのいわや)神社の門の前に、「道の駅 熊野花の窟(お綱茶屋)」がありました
駐車場を使っていいのか分からず、、、一周し、他にないので停めましたが
古い民家をイノベーションした、趣のある道の駅の中を通って、、
神々が眠る日本最古の地・花の窟
日本書紀に登場する伊弉冊尊(イザナミノミコト)の墓所で
国生み・神生みの神話の舞台です
この神社に祀られている伊弉冉尊(イザナミノミコト)は
火の神 軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産む際に、火傷を負って亡くなりました
そのイザナミノミコトが葬られたのが、花の窟(はなのいわや)です
正面は、参籠殿(さんろうでん) 中に社務所
『日本書紀』にイザナミの墓所として記される「花の窟」ですが
平安時代中期の全国の主要な神社を列記した
延喜式神名帳(これに記載された神社を式内社と呼びます)には記載されていません
それは、おそらく花の窟が、神社ではなく、墓所として認識されていたからでしょう
また、実際に神社になったのも遅く、明治に入ってからのことです
狛犬はまだ新しいですね
目玉ギョロ、歯・爪・口・鼻の中の色
全体的には、飼い狛犬のカワイさです
花の窟のご神体は、高さが45mの巨岩
熊野信仰の基層は、自然崇拝、、、
明治に神社合祀が行われる以前の熊野では
社殿がなく岩や老樹大木を祀っている神社も珍しくはなかったのですが
現在では合祀のためにその多くが失われてしまいました 熊野の無社殿神社
ご神体を見上げて
「王子の窟」
火の神「カグツチノミコト」のご神体 高さ12m
↓
木にぶら下がっている綱は、10月の神事に使用されるのでしょうか
花の窟神社では、現在でも『日本書紀』にあるような
花を飾り、舞を捧げる「お綱掛け神事」という神事が毎年2月2日と、10月2日に行われます
(しめ縄の丸い石)
ご神体である磐座(いわくら)から落ちてきた、と伝えられる
↓
参道の横道、稲荷神社
<参考>
(妻)イザナミノミコトと、(夫)イザナギノミコトは、たくさんの子宝に恵まれましたが
一番有名なのが伊勢神宮に祀られている「天照大神(アマテラスオオミカミ)」
次は熊野三山の一つ熊野速玉大社・神倉神社へ
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