<月讀宮>は歴史としては奈良時代には月讀社と称され
平安以前に月讀宮の宮号を有していたと考えられます
延歴23年(804)に撰述された「皇太神宮儀式帳」には「月讀宮一院」とあり
つづいて「正殿四区」と記され一つの囲いの中に現在と同じ四柱の神様がお祭りされていた
と考えられ総合して月讀宮とお呼びしていたことが分かります
最高神天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神の月讀尊が祭神であることから
内宮別宮としては天照大神の魂を祭神とする荒祭宮(あらまつりのみや)に次ぐ順位で
内宮宮域外の別宮としては最高位の別宮であります
ご祭神は月読尊
天照大御神の弟神で外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じです
「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します
右から月読荒御魂宮②、月読宮①、伊佐奈岐宮③、伊佐奈弥宮④の四別宮が並んで鎮座し
①から④の順にお参りされるのが一般的です
皇大神宮 月讀宮(つきよみのみや)
御祭神 月讀尊(つきよみのみこと)
皇大神宮 月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)
御祭神 月讀尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま)
皇大神宮 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
御祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮にお祀りする伊弉諾尊、伊弉冉尊は
日本の国土及び山川草木をお生みになられた後、天照大御神をお生みになり
つづいて月読尊をお生みになられた二柱の御親神です
皇大神宮 伊佐奈彌宮(いざなみのみや)
御祭神 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
四宮が整然と並び壮観です
こちらは神事を司る聖域<祓い所>
空高く伸びた椿の木から花が落ち、参拝者が石の上に置いたもの(*^^)v
つづきまして皇太神宮別宮<倭姫宮>へ参ります
※ 約4年前の記事ですので内容的には違いがあると思いますが、ご容赦の程・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます