樹齢300年を超える杉木立と苔石仏、境内の静寂な空気、日本美の静観さ
参道の石畳の踏み均された落着きは、時を超えた趣を感じた
「赤門」
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雲洞庵の土踏んだか
この地には昔から「雲洞庵の土踏んだか」という言葉があります
その雲洞庵の土とはお経が埋められた敷石の事なのです
赤門から本堂に続く参道の石畳の下には
石に一文字ずつ、法華経が書かれ、土に埋められており
石の数は約7万個
このお経の上を歩く事により罪業が消滅し万福多幸のご利益があると伝えられています
雲洞庵は、奈良時代の貴族
藤原房前(ふじわらのふささき)が亡くなった母親の供養をするために建立し
以来、女性守護の寺として信仰が集まったと言われています
藤原房前は、「大化の改新」の立役者の1人であり
藤原一族の祖、藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の孫にあたる人物です
「長生きの水場」
この水場は、雲洞庵を建立した藤原房前の母、先妣尼が見つけた
金城山から湧き出る清水
女人成仏で歯痛を治すと信仰されています
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本堂内から
座禅部屋
鐘楼
上記撮影場所:庵内にて
ここ雲洞庵はNHK大河ドラマ*「天地人」の舞台にもなりました
上杉景勝や直江兼継を預かって住職が教育したお寺でもあります
*2009年1月4日から同年11月22日まで放送されたNHK大河ドラマ第48作
雨続きの越後・十日町は、より緑鮮やかに映えていた
拝観後、
外に出ると雨もあがり、雲の隙間から一瞬だが光が射し込み
魚沼の田んぼは輝き、素晴らしい光景を見せていた
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