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☆ 12月東大寺 * 法華堂三月堂(秘佛開扉)、二月堂(仏名会)と石燈籠

2021-12-22 | ♥京都・奈良の旅

法華堂(三月堂)の正面 石燈籠

 

東大寺境内で最古の仏堂、法華堂(三月堂)へ、また参りました

石燈籠は、狛犬と同じくらい目にし神社仏閣詣りでは脇役のようですが

日本人にはなぜか、道を導く道標のような安心感や安らぎ、古の誘いを感じたりします

 

そして並んでいる燈籠ですが

奉納者と奉納された時代が異なりながら、その数が増えていったのでしょうか

 

 

で、ちょっと石燈籠の名称を調べてみました

※石はだいたい彫りやすい花崗岩が多い

参考資料を基に下記

 

出典:石灯籠の名称

 

 

 

頂部の請花・宝珠は当初のもので、奈良石と呼ばれる軟質花崗岩

 

火袋は、火口二面、残り四面は壁面とする

笠は蕨手(わらびて)の一部を欠損するが、屋根の曲線もゆるやかで、ゆったりとしている

 

竿はやや長めの円柱とし、上中下の三節で胴を引きしめる

竿の中節から上に、建長六年(1254)・伊派石大工 伊行末 作の銘がある

基礎は、自然石上に八葉蓮華文を刻む

 

刻銘:「敬白、奉施入石燈炉一基、

右志者為果宿願所、奉施入之状如件、建長六年甲寅十月十二日、伊権守行末」

 

 

 

12月16日は

秘佛 国宝 法華堂執金剛神立像

年1回の秘佛開扉日でした こちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               ☝ ※右は川原寺

 

 

 

 

つづいて、二月堂への参道

 

 

 

竿に二月堂の刻印

 

 

 

請花・宝珠は当初のもののようで、三月堂とよく似ています

 

 

 

丸窓の下は山茶花?

 

 

火袋は、壁面に馬紋と、火口の明りとり、、

 

 

欠損個所もあり、部分的に新しい補いもあったのかも?(独自の判断です)

 

 

 

「文政十年?」は江戸期の年号で、西暦1827年

 

 

 

 

 

江戸の庶民文化の興隆により城郭や神社、仏閣、墓石など

質感や耐久性に優れているので普及したのかもしれません

 

 

 

12月14日は

二月堂は「仏名会」 こちら

 

 

※二月堂本堂正面局(つぼね)から格子越しに聴聞

 

 

今年一年の罪を懺悔 東大寺二月堂で「仏名会」

 

 

 

「ダッタン」

漢字にすると「*達陀」でした

(先の当て字は間違いでした、,訂正致します

*日中の「時」が終わって「数取り懺悔」。

「しりつけたいまつ(18時半)」 後夜咒師作法の後、「達陀」

この日の晨朝の「時」のことを「名残(なごり)の晨朝」と呼ぶ。

一旦下堂後「破壇」のため上堂。 以下15日のこととみなして続ける。

出典:東大寺 修二会

 

頂戴しました

 

 

舞台

 

 

生駒山が良く見えました

 

 

 

 



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