芦刈山 :午前9時前
京都三大祭のひとつ、祇園祭は八坂神社のお祭り
京の都で疫病が流行していた869年、神泉苑に当時の国の数66カ国と同じ66本の矛を立て
祇園社(現在の八坂神社)から神輿を迎えて災難厄除を祈願した「御霊会(ごりょうえ)」が祇園祭の発祥とされている
7月の1ヶ月間にわたり、京都の夏を彩る様々な恒例行事が行われますが、そのクライマックスが「山鉾巡行」
祇園祭は真夏の風物詩となっている
3年ぶりの今回は40℃近い炎天下のなか、神事・祭事が繰り広げられた
祇園祭の由来と歴史(京都新聞より) コチラ
前祭山鉾巡行は17日午前9:00スタート
豪華絢爛な「9基の鉾」と「14基の山」が都大路を突き進む
煌びやかな懸装品、豪快な辻回しを目の前で見る事が出来た
芦刈山(あしかりやま)
平安時代の大和物語に書かれている「芦刈」を再現した山
観覧していた場所が辻だった
左から右から順次四条通に向かって鉾・山の行列がくる
時間の経過と共に身動き取れなくなり、四条通にはみ出して観覧した外国人に
「座れ~」「sit down!」「sit down~」
優雅なお囃子の巡行は猛暑の中、ゆったりゆったり止まったり調整している
暑いだろうなぁ、みんな☆
放下鉾(ほうかほこ)
放下僧をご神体とする鉾
稚児人形を「三光丸」を操り、優雅な舞を見せる
鉾頭は日・月・星の三光を象徴する州浜と光苔を表す2本の棒
見どころの一つとなっている、鉾を90度方向転換させる「辻回し」が始まった
竹を車輪の下に敷いて
大車輪に綱を巻き、
水をまき、
引き手の男性らが縄を引くと、パリパリと音を立てながら
鉾は滑るように向きを変えた
パチパチ、歓声があがる
蟷螂山(とうろうやま)
からくり仕掛けの「大カマキリ」が迫力満点
〇印
▼
出典:蟷螂山保存會
船鉾(ふなほこ)
神功皇后が懐妊中に外征した話に由来し、出陣する船を模った鉾
巡行時、前祭のしんがり(最後尾)でもある
船首を金色の鷁(げき)が左右に羽を広げ
勇壮な雰囲気で神功皇后が出陣します
※ 鷁(げき)は想像上の水鳥の名
白色で、形は鵜(う)に似ていて、大空を飛び回り、また、巧みに水にもぐるという
一説には、風鳥ともいう
天子の船などの先端に、この鳥の首を刻むことが多かったので、転じて、その船をもいう
鷁(げき)を知ったのは、お孫さんが乗った鉾に見学に来ていたおばあ様から
「鳳凰かな」と言ったところ、鷁であることを教えて頂いた
そしてご神体が4体納められていることも、、
堂々と胸を張り羽を広げた鷁の勇姿は、先頭を切り健気で可愛い、、、
突然記念撮影に、、
岩戸山の 粽(ちまき)⇩(腰に)
岩戸山(いわとやま)
伊弉諾命、天照大神・手力男命像をご神体とする山
天岩戸を開いて天照大神の出現される日本神話から
ただいま、午前10時
お近くにいた人が倒れ、周りにいた看護師さんが緊急手当て
また氷の塊を差し出す人も、救急車は5~6分後に駆け付けたけれど、、
こちらの側道は日影だったが、なにしろ身動きできないほどの観衆だった
行ってしまいました
◆前祭(さきまつり)山鉾巡行は17日午前9時、各山鉾が四条烏丸に集結します。そしてくじ取らずの第1番・長刀鉾が先頭となり、祇園囃子の音色を響かせて巡行がスタート。四条堺町にたどり着くと、そこで奉行(京都市長)による「くじ改め」がおこなわれます。
そして四条麩屋町にさしかかると、南北の角に建てられた「斎竹(いみたけ)」と呼ばれる青竹に、しめ縄が張られています。このしめ縄は、神の域と人の域の境に張られた結界をあらわすもの。そこから先は、神の域だというしるしなのです。後ろに22基を率いる先頭の長刀鉾は、この結界を解いて神の域に踏み込みます。神々しい衣裳に身を包んだ稚児が、太刀を振り下ろしてしめ縄を切って落とします。そして、鉾はゆっくりと動き出し、次なる見せどころ「辻回し」が、四条河原町でおこなわれます。辻回しになると、お囃子の演奏曲も変わり、ムードを盛り上げます。巨大な鉾が90度角度を変えるシーンは、実にダイナミック。音頭取りの扇子さばきを合図に、竹にのせた車輪を滑らせて方向転換します。
そしてそのまま河原町通りから御池通りへと進み、新町通りを通って、それぞれの町内へと帰っていきます。昔、疫病が流行したとき、66本の矛を立てたというお話が、祭の起源のなかでありました。鉾は、疫病を集める役目を果たすとされています。ですから、巡行を終えた山鉾は、そのなかに疫病を携えています。そこで、巡行が終わるとすぐに解体しなくてはなりません。そうすることで、疫病を流し去ることができるといわれています。
◆後祭(あとまつり)山鉾巡行は24日午前9時30分、烏丸御池を出発し、河原町通を経て、四条烏丸へ「1基の鉾」と「10基の山」が巡行します。
船鉾や蟷螂山の鮮明なアップの写真をありがとうございます。
フォトはうまく撮れてないのですが、撮り直しが出来ないので投稿しました。
山鉾巡行をこんなにしっかり見たのは初めてです。
マリヤンカさんは京都ご出身でしたよね。
お小さい頃からこのお祭を見ていたら、ご親族様らとの思い出もたくさんおありでしょうね。
昨年は、秘蔵している屏風や美術品、調度品など通りから鑑賞させて頂きました。
個人宅で伝統文化品を守ることも大変でしょうね、と思っています。