酒蔵の軒先に吊り下がった杉玉のような、オリジナル飾り
県道36号沿い長野市方面から来て左手、戸隠神社奥社駐車場の入口の先に
「奥社の茶屋」があります
馬頭町広重美術館」が2000年に完成して以降、
積極的に木のルーバー建築がしていく中で2003年に戸隠神社直営の茶屋として設計されました。
形状は緩い勾配の切妻屋根で壁面には木のルーバーを縦使いとして張り、
内側にはブラウンのポリカーボネート板が張られています。
建物内からはルーバーを介して自然の取り込みを制御するとともに、
外部からは建物のボリューム感を薄める役割を果たしています。
屋根や外壁は黒く塗られていて、戸隠神社奥社の入口として極力主張しない建築となっています。
標高1,200mという場所から積雪の影響もあって営業期間は4月下旬から11月中旬に限られています。
断熱面では必ずしも優れているとは言えないため、割り切った設計になっています。
側面
外壁は木のルーバーを使用した
ブラウンのポリカーポネート板とがスライドして光と視線をコントロールする
店内 ☟
頂いたのは「そばソフト」
設計は隈研吾建築都市設計事務所
2003年、外壁は木のルーバーを使用した、
ブラウンのポリカーポネート板とがスライドして光と視線をコントロールする
戸隠のそばは地元に生える根曲がり竹で作ったざるで食する
根曲がり竹で照明器具や内装にも使っている
「和」の路線の初期の作品で、公表されている中では長野県内で最初の物件となります
現在では「飯山市文化会館なちゅら」
「Snow Peak LAND STATION HAKUBA 」など作品数も多くなりました。
東京都内の近作では「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」、
「根津美術館」、「明治神宮ミュージアム」、
など多数の物件で精力的な活動が続けられています。
上記レビュー参照:建築の旅 * iskaa
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