戸隠神社奥社と戸隠山が迫る絶景
中社からバードライン(県道36号線)を進むと、奥社参道入口に出ます
九頭龍社(くずりゅうしゃ)と奥社(おくしゃ)は、隣同士のお社です
神聖な空気を吸いながら深呼吸、ではクマ杉並木の参道を歩きます
鳥居の前に逆川(さかさがわ)
中社方向ではなく、反対の信濃町方面に流れていることから、逆川という
川の長さは34km、流れの始まりと千曲川に合流するまでの標高差は、なんと940mもあるそうです
参道入口
平坦な杉並木の参道は歩きやすいですが
奥社社殿まで2kmのうち、最後500mは石階段があり・・・
参道を歩きながら見つけた山野草
フキノトウ
ニリンソウ
ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)
狛犬はまだ新しく、昭和62年に寄進されたもの
随神門
宝永七年(1710年)に建造
三間一戸(さんげんいっこ)の入母屋造りの八脚門(やつはし)です
奥社の杜をつなぐ
樹齢400年以上のクマ杉並木
※これらの杉は中社の三本杉を挿し木によって増やして
植樹した可能性があることが、DNA鑑定によって判明しています
随神門から先は約500mにわたる杉並木が
両脇には平安期から明治時代まで続いた本院十二坊(僧房)の名残の石積みなどが残っており
壮大なスケールと神秘的な空気を漂わせています
2010年にJR東日本が制作した「大人の休日倶楽部」のCMに、、
登場した杉の巨木の洞(うろ)
※現在は杉を保護するために、うろの中には入れないようにしめ縄が張られています
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法華多宝塔
お釈迦さまが法華経を説いている時に
地中から飛び出したという巨大な七宝の塔に由来しています
残り500m、坂道と石段がつづきます ( `ー´)ノ
岩の下にほっこりする石仏に気付く
見られている・・・
あと数段
途中、左側に戸隠山登山口
戸隠神社奥社で、春一番に咲くアオイスミレ発見
狛犬を見て、疲れが吹き飛びましたぁ~
おしりを突き出し、なかなかユニークな姿勢
狛犬愛好家としては、初めての目4個に、、
鼻・口はなんとなく人間的愛嬌顔♡
コチラがわずかに口が開いてて
阿形(あぎょう)像
吽形(うんぎょう)像
角も歴史を感じます
手水舎
奥社
ご祭神 天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
古事記や日本書紀に記されている「天の岩戸伝説」で
岩屋の中にお隠れになった天照大神(あまてらすおおのかみ)が外の様子が気になって
岩戸を少し開けたときに岩戸を引き開け、天照大神の手を取って
岩屋から引っ張り出したのが、天手力雄命です
ご神徳(ご利益) 開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝
※奥社社殿は幾度となく雪崩で崩壊してきました
(近世以降でも明治2年、昭和11年、37年、53年の雪崩により崩壊)
現在の社殿は昭和54年(1979年)に建て替えられており
雪崩にも負けないようにコンクリート造りとなっています
▲ 戸隠観光ナビより
作業中で聞けなかったので、憶測ですが
屋根上で作業しているのは
雪囲いの取り外し、あるいは取り外していたものを取り付ける、、、等々
ような作業をしているのでは、、、
4月の上旬ごろまで雪に包まれた神域
間違っていたらすみません
※私たちは奥社参道に雪が残っているか確認してまいりました
石碑前にフキノトウ
まだまだ残雪が両隅に、、、
九頭龍社
ご祭神 九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
九頭龍社は五社の中で最古とされ、もともと地元の農耕の神が祀られていました
※平安時代の嘉祥二年(849年)に学問行者という修行僧が戸隠山に向かって、法華経を唱えながら、お祈りをしていたときでした。九頭一尾の龍が現れ、「自分はこの地に住んでいる元別当(寺務を統括する僧職)なのですが、仏様をないがしろにしたため、龍に姿を変えられてしまったのです。その後、何人もの修行僧がやってきて経文を唱えていったのですが経文を最後まで聞き終わらないうちに、修行僧はみな、私の毒気にあたって死んでしまいました。でも今、法華経を唱えてもらった功徳によって、解脱(死者の霊が修羅の妄執をのがれて浮かばれること)することができました」と話し、この地の守護神となることを約束してくれたということです。
ご神徳(ご利益) 水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神
御朱印
戸隠 白澤守
戸隠神社の聚長家に伝わる白澤(はくたく)は、麒麟や鳳凰と同様の『神獣』で
その白澤の圖は疫病除け・旅の道中安全また枕元に置き魔除けとして信仰されてきました
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ご参拝後、ガスっていた戸隠山見えてきました(Topフォト)
これから戸隠森林植物園・鏡池など、廻る予定ですので下山します
飯綱社(いいづなしゃ)
飯綱大権現をお祀りしています
川に架けられた橋の真ん中から撮影
橋をわたると少し開けた講堂(僧侶が経典の講義や説教をする堂のこと)跡があったらしい
上流方面から
下流へ
随神門まで戻ってきました
杉並木は、江戸時代初期に戸隠神社の威厳を高めるために植樹
年代的には、日光の杉並木に似ているが、、
休憩した場所に、葉を巻いたスミレ
ヒメスミレサイシンか?
一輪カタクリに出会い、ここから植物園に入れるらしい☆
では途中から、戸隠森林植物園へ進みます
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