今日は「渉成園(しょうせいえん)」へ行ってきました。久しぶりの暖かい日!お日さまも輝いて・・・って思っていたのもつかの間、雲がでたり、日が差したりでした。
渉成園は、東本願寺の飛地境内地で、周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。第13代宣如上人が徳川家光から寄進をうけ、隠居所としたのが始まりです。平安時代前期の左大臣源融(光源氏のモデル?)の庭園跡との説もあるそうです。
園内の桜は、今が盛りです。すでに散り始めた桜もあり、小川に流れる花びらもきれいです。ただし、紅しだれは咲き始め、八重桜はまだ咲いていません。
庭園の6分の1を占める印月池(いんげつち)の水面を眺めていると、はるか昔、源氏物語の世界に引き込まれそうですが、ふと目を上げると・・・現代がそこにあります。平安の庭から見える京都タワー・・・このミスマッチもなかなか面白いですね。この風景に桜があればいいのですが、残念ながらありません。ただし、もみじがありますので、秋の眺めが楽しみです。
園内には、桜のほかに見所もたくさんありますが、それはまたの機会にでもご紹介します。桜を十分楽しんだ後は、臨池亭でお抹茶(500円)を頂きました。ガラス越しに見える桜もまた美しいです。
春の法要期間中、粥膳(1,500円)を頂くことができます。今年は4月1日~3日までです。つまり、今日までだったのですが、残念ながら当日券はすでに売り切れでした。
ところで、今日は富山の叔母から頂いた着物で出かけました。ショールは京都の姑、ビーズのバックは姑の母の形見です。(写真左)古いものですが、とても気に入っています。渉成園は、それほど広くないので、着物でも十分散策できます。
渉成園 http://www.tomo-net.or.jp/guide/syoseien.html
参観者協力金:1人500円以上 とてもきれいな冊子がもらえます。
駅から徒歩10分ほどです。駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがあります。30分200円ぐらいです。なお、東本願寺の桜の様子は【前ブログ】にて。