今日は、知恩院の法然上人797回忌「御忌大会(ぎょきだいえ)」へ行ってきました。知恩院は浄土宗の総本山で法然上人が東山に開いた草庵から始まっています。今年の1月の非公開文化財特別公開の際に訪ねております。詳細は【前ブログ】にて。
法然上人の御忌大会は、毎年4月18日から25日の8日間、昼夜行われています。本年度は797回忌にあたります。今から500年ほど前に、後柏原天皇より鳳詔が下され、御忌大会が催されるようになりました。当初はご命日(1/25)の1月に行われていましたが、明治10年からは4月に行うようになったそうです。
こんな大きな法要に参加?と不思議かもしれませんが、実は、我が家の檀那寺のおっさん(京都弁で和尚さんのこと・・・「っ」で抑揚上げる)が、ご当日の唱導師を務めることとなり、檀信徒として参加することとなったのです。めったにないことだし、普段は入れない所にも入れるしと、信仰心というよりは、好奇心で行ってまいりました。なお、唱導師とは、法然上人の御徳を讃える節付きの諷誦文(ふじゅもん)を唱導するための役のことで、全国の浄土宗寺院の住職が務められますが、ご当日(25日)の唱導師は、京都の寺院住職のみが務めることとなっています。
8日間続く法要で、江戸時代には「衣装競べ」といわれ衣装の華やかさが競われたとも伝えられているそうですが・・・なるほど、全国からたくさんの僧侶が法要に参加されるので、その衣を見るだけでも見ごたえがあります。また念仏とともに奏楽も行われて、厳かな雰囲気が漂っています。この法要は500年以上も続くもので、平成23年は、800回忌となるそうです。(堂内は撮影禁止なので写真はありません。すいません。)
参加して・・・面白かったというのが正直な感想です。私の実家は浄土真宗【前ブログ】ですが、浄土宗の方が、お経が短くて楽な気がするし(^^;)、普段見れない場所も見せていただいて、最後には精進料理も頂きました。おいしかったです。
なお、今日は朝早かったのですが、着物で出かけました。なるべく週1回は着物で出かけるようにしているので、今は15分ぐらいで着れるようになりました。長時間の正座(合計4時間以上)も、なんとか、こなせました。着付け教室修了から4ヶ月・・・我ながら、すごい進歩でーす。(^m^)