魔女のひとりごと

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19 産褥助産院を作ろう! 渡部信子

2023-07-04 | 全国のケアギバーなどのコラム

2012.10. 05発行
産褥助産院を作ろう!

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今の渡部信子からのご挨拶
不動産屋さんからの突然の電話が 
京都トコ会館を作るキッカケとなった
エピソードを書いています。

この頃は「産褥助産院を作ろう」
と燃えていたのですが
助産師不足に加え
長時間滞在したい産後ママよりも
短時間で、個別対面指導や施術を
希望される方が多いのが現状です。

また、当初の予想よりは、ヨガ・空手・カポエイラ
バレエ・音楽・各種講習会などで活用されることが多く
総合健康施設となっています。

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寒い京都の2月、「健美サロン渡部」での施術日の昼休み
ある不動産屋さんから電話があり
「北隣の古ビル付きの物件を買わないか?」と。

昔から「隣の土地は借金してでも買え」
と言うから、「前向きに検討します」と返事して
家族で相談することにした。

エレベーターもない古ビルは大改装しても使えそうにない。
更地にしてビルを建てて
貸しテナントやワンルームマンションを作っても
市内はすでに飽和状態で、赤字経営は目に見えている。

そう思い悩みながら
福岡でセミナーを開いていた日のこと
私に重大決心をさせることとなった母子に出会った。

私の弟子、助産師 Ohana のクライアント
赤ゃんが股関節脱臼の疑いで
入院を勧められているという母子だった。

母は40歳を過ぎての初産
赤ちゃんは向きぐせもあり、激しく泣き続け
母は全身の痛みで
授乳も育児もままならない状態だった。

夫はアメリカで働いていて、彼女は
「お産のために一時帰国して、実家の近くの産院で
出産したが、産後3か月にはアメリカに戻る予定だった」と。

実母は80歳に手が届く年齢で、高血圧と膝などの痛みで
育児支援能力は期待できない。
産褥入院をしてもらおうにも相当高い整体技術が必要。

八方ふさがりの中、私も整体の手伝いをして
赤ちゃんの股関節の動きはずいぶんと改善したものの
ママの体は思うように動かず、授乳も上手くいかない…。

「今後こんな母子が、きっと、どんどん増える…」
何とかしないといけない…。

「そうや、隣の土地を買って“産褥助産院” を作ろう!」

そう決心して帰って家族に相談すると、全員が即賛成。
「健美サロン渡部」のスタッフも大賛成。
購入の仮契約を結んだ。

今のままでは、全国にたくさんの助産師や保育士が
やる気をなくして、心を殺して生きている。

そんな人たちを全国から受け入れて、力量をつけて
母子の心身のケアができる産褥入院施設を
全国で開いてもらいたい。
それが産褥助産院を作る最大の目的かもしれない。

こちらに写真入りでも詳しく書いていますので
ご覧ください。


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