魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

…ケアを続けると良くなるのか疑問です。

2018-11-30 | 妊娠・出産
11/30(金) 青葉社屋内で、イラストの打ち合わせ終了後、
トコ企画セミナーのアンケートに目を通していた。

新生児ケアセミナーのアンケートの裏面に、
ドキッとする記載があった。
       ↓


自由記載欄に書かれているのは

・・・・・・・・
器械分娩が多く無理やりいきませて
お産になる赤ちゃんが大変多い。
生後は傾眠で、オッパイ吸えない、かんしゃくなど、
とにかくうまくいかない子が多く、困惑しています。
もともと自然分娩ばかりのところにいたので、
ギャップが大きいです。
こういう子でもケアを続けるとよくなるのかギモンです。
・・・・・・・・

これを書いた人は25~35歳の助産師で、
骨盤ケア関連セミナーは未受講。

つまり、メンテ“力”upセミナーなどを受けて、
観察眼が高まってから
こう思うようになったわけではない。

今の施設に就職するまでは、
自然分娩ばかりの施設で働いていて、
そのギャップの大きさに驚いている様子。

施設によって、分娩や新生児の様子が大きく違うことは
もちろん問題だと思うが、それより私の胸に刺さったのは

「こういう子でもケアを続けるとよくなるのかギモンです」
と彼女が思ったこと。

彼女はきっと、自然分娩で生まれ、オッパイを飲み、
かんしゃくを起こさない子達との違いを
痛感しているのでしょう。

そして、こんな状態になってからでも、
ケアを続けると良くなっていくのか、
疑問に思ったのでしょうね。

私が思うには…、
良くならないことはないでしょうけど、
養育者は大変な努力を
続けなければならないでしょう。

それに、子育てを「楽しい」とか
「幸せだ」とは…、思いづらいでしょうね。

分娩は入学試験のようなもの
勉強をせずに入試に臨む人がどれだけいるでしょう?

なのに、

妊娠・出産に関して勉強をし、体作りに励み、
産道を整えるための骨盤ケアに励む人は
どれだけいるのでしょう?

それでは、お産もつらく、
赤ちゃんも元気に生まれて来るのは難しい。

25~35歳という若い助産師がいだいている疑問を
もっと多くの医師・助産師にもいだいてほしい。

そして、これから母親になる人達には、
そんな疑問をいだかなくてもいいように、
元気な赤ちゃんを産めるよう、
準備に励んでほしいと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿